硫酸水銀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/06 01:02 UTC 版)
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硫酸水銀(りゅうさんすいぎん、英: Mercury sulfate)は、水銀の硫酸塩。硫酸水銀(I)と、硫酸水銀(II)の二種類がある。単に硫酸水銀という場合、通常は硫酸水銀(II)のことを指す。
基本データ
- 式量:296.65
- CAS登録番号:7783-35-9
- 密度:6.47g/2.18 g/cm3
製法
水銀を酸化作用のある熱濃硫酸に溶解し、できた溶液を蒸発乾固させてできる。
- Hg + 2 H2SO4 → HgSO4 + 2 SO2 + 2 H2O
利用
毒性
水俣病の原因物質メチル水銀の元になった物質である。工業排水にはメチル水銀ではなく硫酸水銀が含まれていたが、海水中で微生物などにより、毒性のはるかに強いメチル水銀に変化したとされる。
- HgSO4 + (CH3)2-R → Hg(CH3)2 + R-SO4
出典
- 「ニューステージ化学図表」浜島書店 ISBN 9784834340051
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