臭化第二水銀
臭化水銀(II)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 14:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動臭化水銀(II) | |
---|---|
![]() | |
臭化水銀(II) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 7789-47-1 |
RTECS番号 | OV7415000 |
特性 | |
化学式 | HgBr2 |
モル質量 | 360.41 g/mol |
外観 | 白色の固体 |
密度 | 6.03 g/cm3, 固体 |
融点 |
236 ℃ |
沸点 |
322 ℃ |
危険性 | |
EU分類 | 猛毒 (T+) 環境への危険性 (N) |
Rフレーズ | R26/27/28, R33, R50/53 |
Sフレーズ | S13, S28, S45, S60, S61[1] |
引火点 | 無し |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | フッ化水銀(II) 塩化水銀(II) ヨウ化水銀(II) |
その他の陽イオン | 臭化亜鉛 臭化カルシウム 臭化水銀(I) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
臭化水銀(II)(しゅうかすいぎん、Mercury(II) bromide)は、組成式が HgBr2 の臭素と水銀の化合物である。臭化第二水銀(しゅうかだいにすいぎん)とも表記される。塩化水銀(II)と同様に猛毒である。
結晶は白色、もしくは黄色を帯びた白色で、融点は 236 ℃。水に難溶 (0.55 g/100mL, 20 ℃)、熱エタノールに可溶。CAS登録番号は [7789-47-1]。水銀と臭素を混ぜると生成する。光に弱く、遮光下で保存される。
反応
炭水化物に結合して配糖体を形成するケーニッヒ・クノール反応の試薬として使われる[2][3]。
また、ヒ素の検出にも使われ、薬局方によって推奨されている[4]。サンプル中のヒ素は水素で処理することにより速やかに気体のアルシンに変換され、アルシンは臭化水銀(II)と反応する[5]。
この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。
- 臭化水銀(II)のページへのリンク