利別川とは? わかりやすく解説

としべつ‐がわ〔‐がは〕【利別川】

読み方:としべつがわ

北海道南東部流れる川。石狩山地南東にある標高1230メートル東三国山に源を発し豊頃町十勝川合流する長さ150キロ


利別川

読み方:トシベツガワ(toshibetsugawa)

所在 北海道

水系 十勝川水系

等級 1級


利別川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 18:25 UTC 版)

利別川
池田町付近
水系 一級水系 十勝川
種別 一級河川
延長 150 km
平均流量 -- m3/s
流域面積 2,855 km2
水源 東三国山陸別町
水源の標高 1,230 m
河口・合流先 十勝川豊頃町
流域 北海道十勝総合振興局管内

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利別川(としべつがわ)は、北海道十勝総合振興局管内を流れる十勝川水系十勝川支流の一級河川である。

流路

北海道足寄郡陸別町東三国山(標高1,230m)北麓に源を発し南へ流れ、中川郡豊頃町北部で十勝川へ合流英語版する。

名称の由来

アイヌ語の「トゥㇱペッ(tus-pet)」(綱・川)に由来するとされる[1][2]。この名がついた理由には諸説あり、かつて釧路アイヌと十勝アイヌの境界争いに際し、十勝アイヌが河口に縄を張って釧路アイヌを通さなかった、という説や、「蛇」の忌み言葉として、「トゥㇱ」を用いた(蛇が多くいる、あるいは蛇のような川、の意)とする説が挙げられている[2]

地質

流域地帯の岩盤層は比較的浅い深さに存在するため、陸別町足寄町本別町などの上流域では川底に岩盤がむき出しになった岩場を確認することができる。下流の十勝川との合流地点付近の川底では逆に砂などが厚い堆積層を形成している。

ダム・ダム湖

  • 仙美里ダム・下足寄湖(足寄町、本別町)- 電源開発(発電)

流域の自治体

北海道
足寄郡陸別町足寄町中川郡本別町池田町豊頃町

支流

括弧内は流域の自治体

  • 陸別川(陸別町)
  • 斗満川(陸別町)
  • 足寄川(足寄町)
  • 美里別川(足寄町、本別町)
  • 本別川(本別町)
  • 美蘭別川(本別町)
  • 居辺川(上士幌町、士幌町、池田町)
  • 十日川(池田町)
  • 十弗川(本別町、池田町)

主な橋梁

(十勝川)

並行する交通

ほぼ国道242号に沿って流れる。かつては北海道ちほく高原鉄道も並行していたが、2006年4月21日に廃止された。

脚注

  1. ^ アイヌ語地名リスト ツキサトヨコ P81-90P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年10月31日閲覧。
  2. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日。ISBN 978-4-88323-114-0 

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