美里別川とは? わかりやすく解説

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美里別川

読み方:ビリベツガワ(biribetsugawa)

所在 北海道

水系 十勝川水系

等級 1級


美里別川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 18:26 UTC 版)

美里別川
水系 一級水系 十勝川
種別 一級河川
延長 73.9 km
平均流量 2.76 m3/s
流域面積 613.5 km2
水源 ピリベツ岳
水源の標高 991 m
河口・合流先 利別川本別町
流域 北海道十勝総合振興局管内

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美里別川(びりべつがわ)は、北海道十勝総合振興局管内を流れる十勝川水系利別川支流の一級河川である。地名語源は、アイヌ語のピリ・ペッ(渦の川)から[1]

地理

北海道河東郡上士幌町足寄郡足寄町の境にあるピリベツ岳に源を発し、北西に位置する石狩山地、北東に位置する足寄台地と南西に位置する押帯台地の谷間に沿って南東に流れる。本別市街地の本別大橋手前で利別川に合流英語版する。合流点から上流1.7㎞が河川法施行令2条7号区間に指定されている。利別川の支川では河川延長が最長である[2][3]

利水

美里別川には芽登第一発電所やその下流の芽登第二発電所などがある[4]。これらの発電所へは美里別川の河川水だけでなく、発電資源の有効活用のため十勝川水系音更川元小屋ダム英語版から導水トンネル等を通じて送水が行われている[4]

芽登第二発電所への導水施設として用いられた旧茂喜登牛水路橋は土木学会選奨土木遺産に認定されている[5]

さらに芽登第二発電所の下流の活込ダムにおいて、河川水は導水路を経由して利別川の足寄発電所へ送られ、利別川の仙美里ダムから本別発電所に送られている[4]

流域の自治体

北海道
足寄郡足寄町、中川郡本別町

自然

  • 美里別滝
    • 上流部にある落差約7mの渓流瀑(斜瀑)

主な支流

  • ポンビリベツ川
  • ホロカビリベツ川
  • ヌカナン川
  • ウエンベツ川
  • キトウシ川
  • 芽登川

主な橋梁

河川施設

  • ビリベツ取水堰
  • 宇煙取水ダム
  • 活込ダム(足寄湖)[6]

観測所

  • 美里別川(水位・雨量)[7]

脚注

  1. ^ 蘭別地区水源開発の構想について”. 帯広開発建設部. 2022年12月11日閲覧。
  2. ^ 国土地理院地図に基づく。
  3. ^ 十勝川水系河川整備計画”. 北海道開発局. 2022年12月11日閲覧。
  4. ^ a b c テレビと川をつなぐもの 6.電気を起こす水はどんなところを通るの?-発電所への水(2)”. 国土交通省北海道開発局帯広開発建設部. 2025年5月27日閲覧。
  5. ^ 旧茂喜登牛水路橋が土木学会「選奨土木遺産」に認定されました”. 電源開発. 2022年12月11日閲覧。
  6. ^ 活込ダム (北海道)”. 日本ダム協会. 2022年12月11日閲覧。
  7. ^ 主要水位・雨量観測所一覧表(北海道)”. 北海道. 2022年12月11日閲覧。

関連項目




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