一声

デジタル大辞泉

いっ‐せい【一声】

読み方：いっせい

１ 大きい一つの声や音。ひとこえ。

「汽笛—新橋を」〈大和田建樹・鉄道唱歌〉

２ 能の構成部分の一。シテの登場、舞のかかりなどに謡う定型的な短い謡。

３ 能の囃子事(はやしごと)の一。シテの登場などに際して、大鼓・小鼓に笛を吹き添えるもの。

４ 狂言の囃子事の一。能がかりの登場に用いる。

５ 歌舞伎囃子の一。能と同じく、大鼓・小鼓・能管による。大海・深山の幕開き、道具替わり、舞踊の主役の登場などに用いる。

ひと‐こえ〔‐こゑ〕【一声】

読み方：ひとこえ

１ 一度出す声や鳴き声。「鶴の—」

２ 短い言葉を発すること。ちょっと言うこと。「隣に—かけて出掛ける」「大臣の—で決まる」

隠語大辞典

一声

読み方：いっせい

1. 幕明きに強く吹く笛のこと。多く、山や海の場面の幕明に用ひらる。

分類 演劇

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「一声」の例文・使い方・用例・文例

• 販売価格の設定について色々な議論があったものの、最終的には社長の鶴の一声で決まった。
• 席を離れる場合は誰かに一声かけて下さい。
• しかし、私たちが口にする第一声は「こんにちは」だ。
• 汽笛一声新橋駅を出た.
• 群衆は鳴りを静めて, 彼の第一声を待った.
• 社長の鶴の一声で方針が決まった.
• お出掛けの時は一声かけて下さい.
• 大喝一声
• 大喝一声「ばか」と叫んだ
• 霹靂一声
• ズドンと一声
• 汽笛一声新橋を早や我が汽車は離れたり
• 鶴の一声
• 彼が一言言えば鶴の一声だ
• 身に染み渡る鶴の一声
• 馬は一声高くいなないた
• 猛虎一声肝胆寒し