一の巻(亜細亜洲)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 22:33 UTC 版)
序文で、本書の発行の目的は子供や女性に世界の形勢を理解させることであると記している。さらに、「合衆国ニウヨルク州のワルプランク氏」の文章を飜訳して序文に代えている。 発端において、冒頭で 「世界は広し万国は、おほしといへど大凡(おおおよそ)、五(いつつ)に分けし名目(みようもく)は、亜細亜(アジア)、阿弗利加(アフリカ)、欧羅巴(ヨーロツパ)、北と南の亜米利加(アメリカ)に、堺(さかい)かぎりて五大洲、太洋洲は別にまた、南の島の名称(となえ)なり」 と述べているように、一の巻はアジア、二の巻はアフリカ、三の巻はヨーロッパ、四の巻は北アメリカ、五の巻は南アメリカと太平洋諸島およびオーストラリア、そして六の巻は附録(地理学の総論)のように構成されている。全巻にわたって、ほとんど全てのページに図が添えられていて、地理案内の図解のように構成されている。また、一の巻から五の巻までの最初と最後には、それぞれの「洲」の着色地図が添えられている。六の巻では地学を天文・自然・人間の3つのカテゴリーに分けて説明している。 そして、本文においては、例えば一の巻(アジアの巻)では、地理の説明以外に阿片戦争の歴史を説明している。
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