ロココ‐しき【ロココ式】
読み方:ろここしき
⇒ロココ
ロココ式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/10 05:43 UTC 版)
「ベルリン王立磁器製陶所」の記事における「ロココ式」の解説
フリードリヒ大王みずからが冗談を交えて一番の顧客でもあった。1763年から彼が亡くなる1786年まで大王は、KPMの磁器を200,000ライヒスターラー分の注文をし、彼所有の城のため21種類もの様々な食器類セット注文した。この食器類セットは、通常36人分のセットと500個ぐらいの様々な花瓶、ソース皿、大皿や芸術的なフィギュアのセンターピースからなる。その形や 色彩は、屋内の内装に合わせられた。大王が1765年にポツダムの新宮殿のために注文した最初の宴会食器は、レリーフの装飾であった。ロココ式のスタイルの型、Neuzierat(ノイツィーラト)は、像製作者フリードリヒ・エリアス・マイヤーが作り上げた。その後も王のために食器類デザインを作り上げていった。金箔のロカイと花の格子垣からなるレリーフの装飾は、新しい宮殿の天井装飾にあわせてある。今日でも食器セットNeuglatt(ノイグラット)、古典的な装飾 (今では、Rocailleロカイと呼ばれる) と Neuosier(ノイオジール)は、生産されている。4年の開発期間の後1784年に新しい色彩 Bleu mourantブルーモラン (死んだ青)が出来た。これは、フリードリヒ大王が好んだ青で、サンスシー宮殿の私室の青に合せた食器セット、ノイツィーラトであった。KPMの所有者として大王は、外交の手段としてこの白い金を使った。彼の外国への贈り物の多くは、製陶所のものであった。ロシアの皇帝の宮殿や欧州列強の王家にKPMの製品が多々見られる。
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