ハード‐コート【hard court】
ハードコーティング
【英】Hard Coating, Hard Coat
ハードコーティングとは、製品の表面をキズや汚れから守る目的で、表面に皮膜を被せることである。特にCDやDVDなどの光ディスクで読み取り部分に対して行われるものを指すことが多い。
光ディスクは超微細な凹凸を光反射によって読み取っているため、ほんのわずかな擦り傷が付いても読み取りができなくなる可能性がある。特にBlu-ray Discは、DVDなどに比べてもはるかに高密度で記録を行っているため、ちょっとした傷や汚れも読み取りエラーの原因となる恐れがある。そのため硬質な樹脂などで表面を覆うハードコーティングによって表面を保護する必要がある。光ディスクの代表的なハードコーティング技術としては、TDKの「DURABIS」などがある。
ノングレア処理がされている液晶ディスプレイの画面や、眼鏡などにも、多くの場合ハードコーティングが施されている。また、ハードコーティングには、キズから保護する目的の他にも、磨耗を防いだり強度を上げたりする効果もある。
参照リンク
TDK DURABIS
ハードコート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:48 UTC 版)
レンズに傷がつくのを防止する。ハードコートの技術が開発される前のプラスチックレンズは極めて傷つきやすいため販売量が伸びなかったが、ハードコートが施されるようになってからは実用上問題ない傷つきにくさを得、販売量でガラスレンズを凌駕するに至った。現在ではハードコートの施されていないプラスチックレンズは生産されていない。
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