コンピュータ業界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 01:50 UTC 版)
かつてコンピュータネットワークの通信プロトコルは、ベンダー毎に独自の規格が乱立していたため、相互運用性を確立しようと開放型システム間相互接続(OSI)の策定が開始された。しかしOSIプロトコルが複雑すぎ、実装が非常に困難だった。また移行方法は既存のプロトコルを使用中止にして、全てを一度に入れ替えるというものであった。このため多くのベンダーはより有用な技術を優先するようになり、策定中にTCP/IPが事実上の標準規格となった。 イギリス製ホビーパソコンが日本ではほとんど売れず、逆に日本製ホビーパソコンがイギリスでほとんど売れなかったという事実がある。例えば、ZX Spectrum はイギリスで大成功を収めたが、日本ではほとんど売れなかった。逆にMSXは日本だけでなくオランダなどでも製造されていたが、イギリスとアメリカではほとんど売れなかった。これはエンドユーザーが敬遠したというわけではなく、販路開拓やマーケティングの問題が大きいが、一種のNIH症候群と言える。
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