コンピュータ業界の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 09:38 UTC 版)
「保守終了製品」の記事における「コンピュータ業界の例」の解説
コンピュータ業界では、ソフトウェアやハードウェア製品の製造、サポート、購入するにあたり、サポート終了の概念は特に重要である。 例として、 マイクロソフトは2006年6月30日にWindows 98をサポート終了とした。それ以降にWindows向けに販売開始されたソフトウェアは、Windows 98では機能しない場合がある。そのため、Microsoft Office 2007 (2006年11月30日リリース)は、 Windows Meまたは以前のバージョンのWindowsにはインストールできなくなった。 ベンダーによっては、サポート終了とサービス終了のタイミングが異なる場合がある。サービス終了とは、システムやソフトウェアのベンダーがメンテナンス、トラブルシューティング、またはその他のサポートを提供しなくなるということである。 元の開発者がサービス終了をしたソフトウェアは、アバンダンウェアとも呼ばれる。 ソフトウェアベンダーは、サービス提供やアップグレードを継続するために、サポート終了、販売終了、サービス終了時にソフトウェアをユーザーコミュニティに引き渡すこともある 。 有名な例はウェブブラウザのNetscape Communicatorで、1998年にネットスケープ・コミュニケーションズの下でオープンソースライセンスとして公開リリースされた。 また、2000年10月にオフィススイートのStarOfficeがSun Microsystemsの下でOpenOffice.orgとしてリリースされることもあった ( LibreOfficeはOpenOffice.orgからフォークしている)。 ソフトウェアコミュニティは、元の開発者の承認がなくても、公式サポートの終了時にサポートを継続する場合がある。そのような開発は、非公式パッチと呼ばれ、Windows 98 や多くのPCゲーム に存在する。
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