IM-1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/26 16:08 UTC 版)
IM-1はアメリカの航空宇宙企業インテュイティブ・マシーンズの月着陸ミッション。使用される着陸機はオディシアス（アメリカの人工天体であるため、英語読み[1]）と名付けられている。アストロボティック・テクノロジーのPeregrine Mission OneとともにNASAの商業月面輸送サービス(CLPS)を担うミッションの第一弾である[2]。2024年2月22日、民間企業では世界初[3]、米国では有人のアポロ17号以来となる[4][5]月面着陸に成功した。着陸後、オディシアスは地球へ電波を送信しているものの、本来起立して着陸しているはずだったところ横倒しの姿勢での着陸となった[6]。3月23日に運用終了が発表された[7]。
- ^ a b NASA動画サイト
- ^ a b “NASA Selects First Commercial Moon Landing Services for Artemis Program”. NASA (2019年6月1日). 2022年1月10日閲覧。
- ^ 米企業の無人月着陸船 月面着陸成功 民間企業の開発では世界初
- ^ “Houston-based company on track to be the first private U.S. business to land on the moon” (英語). KHOU 11 (2021年10月13日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ “Lunar Services”. Intuitive Machines. 2022年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c “IM-1 lunar lander tipped over on its side”. SpaceNews (2024年2月23日). 2024年2月26日閲覧。
- ^ a b “月面着陸に成功した「ノバＣ」運用終了…太陽光発電できず、機体の寿命が尽きたと判断”. 読売新聞. (2024年3月24日) 2024年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e “IM-1 PRESS KIT”. Intuitive Machines. 2024年2月7日閲覧。
- ^ @Int_Machines (2023年12月22日). "IM-1 features our Nova-C class lunar lander named Odysseus. Employees voted for Odysseus as a reference used to describe a long and adventurous journey marked by challenges and trials". X（旧Twitter）より2024年2月7日閲覧。
- ^ “Intuitive Machines Lunar Landing Site Moves to South Pole” (英語). NASA (2023年5月25日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ アメリカ企業の無人船「オディシウス」、月面着陸に成功 民間初
- ^ “Eagles Complete CubeSat Construction; Next Stop: the Moon” (英語). エンブリー・リドル航空大学 (2021年11月12日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ a b c “【更新・追記】米民間企業の月着陸船「Nova-C」月面着陸に成功するも横転した状態か”. sorae (2024年2月26日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ a b “米民間企業の月着陸船「Nova-C」月面で撮影された新たな画像公開 着陸時の詳細も判明”. sorae (2024年2月29日). 2024年3月1日閲覧。
- ^ “NASA awards contracts to three companies to land payloads on the moon” (英語). SpaceNews (2019年5月31日). 2024年2月14日閲覧。
- ^ “インテュイティブ・マシーンズ、月着陸ミッション「IM-1」の打ち上げは2024年1月12日以降に 目標は月南極域のクレーター”. sorae (2023年11月10日). 2024年11月24日閲覧。
- ^ “民間初の月面着陸競争、「ペレグリン」は打ち上げ成功…後発「ノバＣ」は７日間で到達予定”. 読売新聞オンライン (2024年1月8日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ “インテュイティブ・マシーンズ、月着陸ミッション「IM-1」の打ち上げを2024年2月14日以降実施 民間初成功なるか”. sorae (2024年2月8日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ “スペースX、米企業インテュイティブ・マシーンズの月着陸船「Nova-C」を打ち上げ”. sorae (2024年2月15日). 2024年2月16日閲覧。
- ^ “IM-1 lander enters lunar orbit” (英語). SpaceNews (2024年2月21日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ “米民間企業の月着陸船「Nova-C」月周回軌道に到着 2月23日朝に着陸予定”. sorae (2024年2月22日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ “アメリカ民間企業の月着陸船、月面着陸に成功”. アストロピクス (2024年2月23日). 2024年2月23日閲覧。
- ^ “Intuitive Machines planning up to three lunar lander missions in 2024” (英語). SpaceNews (2023年11月14日). 2024年1月14日閲覧。
- ^ “Commercial Lunar Network Completed Ahead of IM-1 Moon Mission” (英語). Intuitive Machines. 2022年12月3日閲覧。
- ^ “月面着陸した米企業の無人宇宙船、横倒しの状態に 通信は可能”. ロイター. 2024年2月26日閲覧。
- ^ “米月面着陸船の写真公開 2秒かけて転倒もCEO「文句なしの成功」”. 朝日新聞DIGITAL (2024年2月29日). 2024年2月29日閲覧。
[続きの解説]
iM1
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2015年発売。iPad向けにM1をソフトウェア・シンセサイザーとしてシミュレートしたアプリ。フィルターやエフェクトがM1よりも強化されているほか、画面内のコントローラーをなぞって演奏できる「カオシレーター・モード」や、アプリ内課金による拡張ライブラリも備えている。
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