ディル
●インド、イランから西アジアが原産です。現在ではヨーロッパや地中海沿岸にも帰化しています。わが国へは江戸時代の中頃に渡来しました。爽やかな辛みのある葉は、ピクルスや酢、魚介類、卵との相性がよく、これらの料理には欠かせないハーブとなっています。「スイートフェンネル」に似ていますが、高さは60~100センチほどです。4月から7月ごろに、複散形花序に黄色い花を咲かせます。ヨーロッパには魔女の箒に使われたという言い伝えがあるそうです。別名で「イノンド」とも呼ばれます。
●セリ科イノンド属の一年草で、学名は Anethum graveolens。英名は Dill。
アキフィラ: | アキフィラ・スコットトムソニイ |
アストランティア: | アストランティア・マイオール |
イノンド: | ディル |
イブキボウフウ: | 伊吹防風 高嶺伊吹防風 |
ウイキョウ: | スイートフェンネル ブロンズフェンネル |
イノンド
(dill から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 13:59 UTC 版)
イノンド(蒔蘿; 学名: Anethum graveolens)は、セリ科イノンド属の一年草または二年草。英語由来のディル (英: dill) の名でもよばれる[6]。伝統的に使われているハーブの一種として知られ、種子や葉を香味料や生薬として用いる。魚料理との相性がよく、マリネやドレッシング、スープなど幅広く料理に利用され、種子は軽い辛みがあり、スパイスやピクルス液などに使われる。
注釈
- ^ ヨーグルトに塩、ニンニク、キュウリ、ミント、ライムジュースとともにディルを使う。本品にはオリーブオイルも使われている。
出典
- ^ 米倉浩司『高等植物分類表』(重版)北隆館、2010年。ISBN 978-4-8326-0838-2。
- ^ a b c 大場秀章(編著)『植物分類表』(第2刷)アボック社、2010年。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Anethum graveolens L. イノンド(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月15日閲覧。
- ^ a b "Anethum graveolens L.". Tropicos. Missouri Botanical Garden. 2012年8月4日閲覧。
- ^ a b POWO (2019). Plants of the World Online. Facilitated by the Royal Botanic Gardens, Kew. Published on the Internet; http://www.plantsoftheworldonline.org Retrieved 15 September 2021.
- ^ a b c d e 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 176.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 田中孝治 1995.
- ^ ディル/Dill. エスビー食品 ハーブ検索. 2015年5月10日閲覧。
- ^ イノンド. エーザイ くすりの博物館. 2015年5月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 伊藤・野口監修 誠文堂新光社編 2013, p. 103.
- ^ a b c d e f g h i j k 日本メディカルハーブ協会監修 ハジェスキー 2016, p. 38.
- ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 263
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info/ylist_detail_display.php?pass=729 (2021年9月15日).
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 吉谷監修 マクビカー 2013, p. 88.
- ^ a b c d e 高浜・石倉監修 NHK出版編 2013, p. 103.
- ^ a b c d e f g h i j k l 日本メディカルハーブ協会監修 ハジェスキー 2016, p. 39.
- ^ a b c d 金子美登 2012, p. 158.
- ^ 武政 1997, p. 138.
DILL
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「エラスムス・ムンドゥス」の記事における「DILL」の解説
The International Master in Digital Library Learning の略。学習期間は2年間。デジタル情報を学習領域とする。 プログラム 第1学期:オスロ大学8月:モジュール Research Methods and Theory of Science, Digital Documents 第2学期:タリン大学 Information and Knowledge Management, Human Resource Management 第3学期:パルマ大学。学生はインターンを行うモジュール:Access to Digital Libraries, Users and Usage of Digital Libraries: Quantitative and Qualitative Evaluation 第4学期:修士論文 学生は1学期以上をそれぞれの大学で過ごす。
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