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ガザラの戦い

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 08:54 UTC 版)

ガザラの戦い(ガザラのたたかい、: Battle of Gazala)は、 第二次世界大戦中の北アフリカ戦線におけるリビアトブルクをめぐり1942年5月26日から6月21日にかけて枢軸国軍と連合国軍との間で行われた戦闘である。


注釈

  1. ^ チャーチルは次のように記している、「これは戦時中、私の思い出し得る最大の打撃の一つであった。その軍事的結果が遺憾であったばかりでなく、イギリス陸軍の名声にも影響を及ぼすものであった。」[1][2] 歴史家デュカン・アンダーソンは、この戦闘に関する著書で「ガザラの戦いは第8軍にとって、多大な損害を出し、トブルクが陥落し、大慌てでエル・アラメインまで撤退することになった悲惨な敗北である。...イギリス軍が装備の質量とも、特にグラント戦車のように、はっきりと敵より優勢であるとして始められた。...しかしながら、ドイツ軍指揮官はこの戦い全体を通し、優れた指揮能力を発揮した。」と記している[3]
  2. ^ 「中東方面軍」の訳語は、ムーアヘッド (1977)、p.130 及びカレル (1998)、p.211 による。
  3. ^ この戦いの終結時には、第15及び第21装甲師団には44輌の戦車しか残っていなかった。[9]
  4. ^ 直径 2 – 4 km 程度で外周を鉄条網地雷原で囲み、多くの兵員と砲兵陣地を置いた堅固な陣地で、全方向からの攻撃に対応できるように砲や兵員が配置されていて、ボックス(箱)と呼ばれた[11][12]
  5. ^ 回収班と移動修理班が設けられた[15]
  6. ^ 「砂漠空軍」の訳語は、『北アフリカ戦線』p.55 による。
  7. ^ 第1及び第32陸軍機甲旅団もそれぞれ防御陣地線の背後に予備として配置された[21]
  8. ^ 南アフリカ第1歩兵師団の最後尾が通過した時点で、枢軸国軍がバルビア街道に到達していた[56]
  9. ^ 訳語は チャーチル (2001) による。
  10. ^ クリューヴェル集団は、ロンメルの軍を二つに分けた内の片方で、ロンメルの装甲部隊と連携をとりながらもとの戦線での戦闘を任務とした歩兵部隊である。クリューヴェルが1942年5月29日に捕虜となってからは、前線を視察しに来ていたアルベルト・ケッセルリンク元帥が指揮を執った[70]

出典

  1. ^ Barr, p. 1
  2. ^ 佐藤訳、チャーチル (2001)、p.168 引用
  3. ^ Anderson, p. 75
  4. ^ a b Barr, p. 13
  5. ^ a b Carver, p.167
  6. ^ Ford, Ken. El Alamain 1942 Oxford: Osprey Publishing. ISBN 1-84176-867-7, p. 10
  7. ^ Barr, p. 39
  8. ^ カレル (1998)、p.213-215
  9. ^ Ellis, p. 57
  10. ^ ムーアヘッド (1977)、pp.187-188
  11. ^ ムーアヘッド (1977)、p.203
  12. ^ カレル (1998)、pp.213-214
  13. ^ ムーアヘッド (1977)、pp.203-204
  14. ^ Clifford, p. 236
  15. ^ ムーアヘッド (1977)、p.222
  16. ^ ムーアヘッド (1977)、p.206
  17. ^ ムーアヘッド (1977)、p.208
  18. ^ Clifford, pp. 237 - 238
  19. ^ Clifford, pp. 238 - 239
  20. ^ 山崎 (2009)、pp.276-277
  21. ^ 山崎 (2009)、p.276
  22. ^ Playfair Vol. III, p. 223
  23. ^ ムーアヘッド、pp.212-213
  24. ^ 『北アフリカ戦線』 (2009)、p.58
  25. ^ 山崎 (2009)、p.277
  26. ^ Toppe, p.A-8-18 & 19
  27. ^ 山崎 (2009)、p.279
  28. ^ Mackenzie, p.541
  29. ^ Toppe, p.A-8-19
  30. ^ Mackenzie, pp. 544 - 546
  31. ^ Clifford, p. 247
  32. ^ a b Avalanche Press website Ariete at Gazala Accessed 25 November 2007
  33. ^ a b c d Playfair Vol. III, p. 224
  34. ^ Toppe, p. A-8-25
  35. ^ Playfair Vol. III, pp. 223–224
  36. ^ a b c Mead, p.298
  37. ^ Toppe, p. A-8-22
  38. ^ Playfair Vol. III, p. 225
  39. ^ a b Toppe, p. A-9-1
  40. ^ a b French, p.219
  41. ^ Paterson, Battle of Gazala and the Cauldron”. 2012年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月22日閲覧。
  42. ^ Toppe, p. A-8-30
  43. ^ Mackenzie, p.548
  44. ^ Playfair Vol. III, pp. 232–233
  45. ^ Playfair Vol. III, p. 233
  46. ^ a b c Playfair Vol. III, p. 234
  47. ^ Playfair Vol. III, pp. 233–234
  48. ^ Playfair Vol. III, pp. 235–236
  49. ^ Toppe, pp. A-9-5 to A-9-7
  50. ^ Clifford, pp. 260-262
  51. ^ a b Playfair Vol. III, p. 237
  52. ^ Toppe, p. A-9-6
  53. ^ von Mellenthin p.107
  54. ^ Clifford, p. 264
  55. ^ Mackenzie, pp. 554-555
  56. ^ ムーアヘッド (1977)、p.247
  57. ^ Clifford, pp.269 - 272
  58. ^ カレル (1998)、p.250
  59. ^ Mackenzie, pp. 556 - 559
  60. ^ a b Mackenzie, p.561
  61. ^ Mackenzie, p. 559
  62. ^ Bierman and Smith (2002), p. ??[要ページ番号]
  63. ^ Playfair Vol. III, p. 261
  64. ^ 『北アフリカ戦線』 (2009)、p.53
  65. ^ Playfair Vol. III, p. 275
  66. ^ Ellis 2001, p. 59
  67. ^ Marshall 2002, p. 78-79
  68. ^ Molinari & Anderson (2007), pp. 67 - 72
  69. ^ Playfair Vol. III, p. 227
  70. ^ Playfair Vol. III, pp. 227–228



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