ZKJ-3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 13:56 UTC 版)
「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の記事における「ZKJ-3」の解説
1980年代、第724研究所(南京船舶雷達研究所)は、イギリスのラカル・マリン・レーダー社のCTC-1629戦術情報処理装置のコピー(山寨)に着手した。これによって開発されたのがZKJ-3である。 CTC(Command Tactical Console)は、レーダーの目標情報を管理することを主眼として開発された、簡易的な戦術情報処理装置である。目標数は20個まで、的速は600ノット (1,100 km/h)までの目標情報を管理することができ、3個までの兵装に目標情報を伝送することができる。CTCシリーズは1983年より市場に投入され、主として哨戒艦艇や輸送艦艇に搭載された。 ZKJ-3においては、3名のオペレーターが配置された指揮統制モジュールを中核として、対空、対潜、対水上戦、電子戦コンソールを各1基配置している。また、データリンク装置も連接されている。 1988年11月、本システムは、「ZKJ-III艦用作戦指揮系統鑑定会議」の艦艇を通過したとされており、以後、1990年代に建造されたフリゲートや高速戦闘艇の標準的な戦術情報処理装置として採用された。 搭載艦艇 江滬-III/IV/V型フリゲート 江衛-I型フリゲート(053H2G型) 江衛-II型フリゲート(053H3型) 紅星型ミサイル艇 紅箭型ミサイル艇
※この「ZKJ-3」の解説は、「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の解説の一部です。
「ZKJ-3」を含む「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の記事については、「中国人民解放軍海軍のC4ISRシステム」の概要を参照ください。
- ZKJ-3のページへのリンク