Windows Media Player 6
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 11:09 UTC 版)
「Windows Media Player」の記事における「Windows Media Player 6」の解説
Windows 2000に標準搭載。後述のようにWindows MeやXPにも標準搭載されている。Windows 95/98/NT 4.0向けに単体配布もされた。特にInternet Explorer 5.5や6にはコンポーネントの一部として付属しており、Internet Explorer (IE) のインストールと同時にインストールできた。 Windows Media Player 6.4ではCOM (Component Object Model) やActiveXのリファレンス実装としての側面が強く、Visual Basic等の開発言語から容易に部品として利用できるようになったという点が主たる変更点であり、一般利用者向けの機能面ではあまり多くの変更点を見受けられないものとなっている。Visual Basic等から容易に利用できるようになったため、雑誌等の付録CD-ROMにおいて独自のメニュープログラムを用いて収録している動画等の再生や、ゲームソフトの動画部分の再生などに広く採用されたため、これらの媒体を利用するにあたり、まず初めに当時最新であったWindows Media Player 6.4のインストールを確認する事が一般化し、爆発的に普及、最新版への更新を施すこととなった。 なおWindows Media Player 6.4のように、最新のWindows Media技術に対応していない旧式のWindows Media Playerであってもコーデックプログラムをインストールすれば、WMP9対応のメディアファイルを再生できることがある。しかし6.0以前のメディアプレーヤではMP3などサポートされないコーデックも多かったため、こうしたマルチメディアファイルを利用するためにもWindows Media Player 6.4のインストールは必須だった。これはWindows Media Player 6.4を利用できない旧OS(Windows 3.1/NT 3.51など)の差別化にも繋がった。 Windows Media Player 6.4は最新のWindows Media Playerとは別個に存在しているため、それぞれを独立して動作させる事もできるが、元々同じ仕様のソフトなのでその場合は拡張子の関連付け等はきちんと区別しておかないと競合を起こして混乱をもたらす可能性がある。最新版のWindows Media Playerの本体 (wmplayer.exe) と同じフォルダにある「mplayer2.exe」を実行するか、「ファイル名を指定して実行」で「mplayer2」と入力すれば起動することができる。なおWindows Vistaからは削除された。
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