ValidatorDisplay 列挙体

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ValidatorDisplay 列挙体

検証コントロールにエラー メッセージを表示するときの動作を指定します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Enumeration ValidatorDisplay

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ValidatorDisplay

C#

public enum ValidatorDisplay

C++

public enum class ValidatorDisplay

J#

public enum ValidatorDisplay

JScript

public enum ValidatorDisplay

メンバ

	メンバ名	説明
	Dynamic	検証コントロールの内容が、検証が失敗したときにページに動的に追加されます。
	None	検証コントロールの内容はインライン表示されません。
	Static	検証コントロールの内容が物理的にページ レイアウトの一部になります。

解説

ValidatorDisplay 列挙体は、検証コントロールにエラー メッセージを表示するときのさまざまな動作を表します。

None は、ValidationSummary コントロールだけにエラー メッセージを表示することを指定します。エラー メッセージは検証コントロールには表示されません。

Static は、検証コントロールにエラー メッセージを表示するときに、Web ページのレイアウトを変更しないことを指定します。ページを表示するときに、エラー メッセージ用にページ上の領域が割り当てられます。検証コントロールに表示される内容は、物理的にページの一部になります。したがって、同じ入力コントロールに関連付けられている複数の検証コントロールは、ページ上の異なる位置に配置する必要があります。

Dynamic は、検証が失敗した場合に、エラー メッセージを Web ページ上に動的に配置することを指定します。検証内容を表示するスペースはページ上には割り当てられません。したがって、エラー メッセージを表示するためにページが動的に変更されます。これにより、複数の検証コントロールが、ページ上の物理的に同じ場所を共有できます。エラー メッセージを表示するときにページのレイアウトを変更しないようにするには、検証コントロールを含む HTML 要素を、検証コントロールの最大サイズを十分に格納できるサイズにする必要があります。

ユーザー補助

このコントロールに既定でレンダリングされるマークアップは、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 1.0 の優先度 1 ガイドラインなどのユーザー補助に関する標準に適合しない可能性があります。このコントロールのユーザー補助サポートの詳細については、「ASP.NET コントロールとユーザー補助」を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
System.Web.UI.WebControls 名前空間
BaseValidator クラス
BaseValidator.Display プロパティ
ValidationSummary クラス