ユビキチン【ubiquitin】
ユビキチン
真核細胞に広く存在する低分子量のタンパク質(約80アミノ酸)で、タンパク質活性をタンパク分解経路で調節する。ユビキチン分子はユビキチン活性化酵素E1とATPで活性化され、ユビキチンリガーゼによって標的タンパクのリジン残基に結合し、さらにE1酵素によってポリユビキチン化されることで、標的タンパクごとプロテアソームに認識され分解される。
酵素タンパク質モチーフなど: | メッセンジャーリボ核タンパク質 メラノトロピン モノクローナル抗体 ユビキチン ユビキチン活性化酵素 ユビキチン結合酵素 リゾチーム |
ユビキチン
(Ubiquitin から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 09:16 UTC 版)
ユビキチン (ubiquitin) は76個のアミノ酸からなるタンパク質で、他のタンパク質の修飾に用いられ、タンパク質分解、DNA修復、翻訳調節、シグナル伝達などさまざまな生命現象に関わる。至る所にある (ubiquitous) ことからこの名前が付いた。進化的な保存性が高く、すべての真核生物でほとんど同じアミノ酸配列をもっている。古細菌も真核生物に近い一部の系統(アスガルド古細菌や"Caldiarchaeum"など)がユビキチンを持つ。
- 1 ユビキチンとは
- 2 ユビキチンの概要
- 3 その他
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