USAバージョン1(1981)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 01:34 UTC 版)
「フェンダー・バレット」の記事における「USAバージョン1(1981)」の解説
"Bullet"(スタンダードのBullet)と "Bullet Deluxe"の2つのモデルがあり、米国の小売業者とディーラーは "Bullet One"と呼んでいたが、これはFenderが使用するマーケティング名称ではない。当初は製造が韓国のオフショアだったが、許容できない技術的な問題により、米国にリコールされ、フラートン工場で製造された。2つのモデルは、見た目はテレキャスターに似たシングルカッタウェイスタイルだが、以前の入門モデルのムスタングとデュオソニックに近いサイズで、21フレットのローズウッド指板のネックにテレキャスタースタイルのヘッドストックが採用された。ペグはKluson Deluxeチューナーを採用。Mustang、Bronco、Musicmasterなどの以前の入門モデルと同様に、小さいボディで本体に使用する木材を少なくすることでコストを節約した。両方のボディは、厚さが他のフェンダーの1〜3/4インチより薄い1〜5/8インチの厚さだった。部品は素早く組み立てられるように省力化され、両方のモデルは同じ時代の他のフェンダーギターと同じハードウェアと電気機構を備えていた。$199.00または$249で販売されていたスタンダードモデルは、真空成形ケース、シールドコード、ストラップ、クロス布、ブリッジ調整レンチが付属する。 スタンダードモデルには、白または黒でパウダーコーティングされたスチール製ピックガードの一部を折り曲げたブリッジ一体型のテールピースで、弦ごとに別々のサドルが付いている。Bullet Deluxeはノントレモロ・ストラトの様なハードテイル・ブリッジ(弦は裏通し)で、ピックガードはプラスチック製3プライの物が付けられていた。どちらのモデルにも、3ウェイセレクタースイッチ付きの2つのシングルコイルピックアップ仕様。ムスタングと同じピックアップカバーであり、最初はムスタングの在庫を使用していた。スタンダードモデルとDeluxeは遠目ではピックガードからのブリッジの大きさの違いで見分ける事ができる。 カラー展開は赤とアイボリーで、両方のモデルに白または黒のピックガードが有り。1981年にリリースされたときの唯一のネック仕様は、ローズウッド指板貼りのメイプル材だった。クルミとメイプルのスカンクストライプのネックは、1982年にオプションとして導入された。
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