UCSB、SORAAなどでの活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:17 UTC 版)
「中村修二」の記事における「UCSB、SORAAなどでの活躍」の解説
2005年、東京理科大学の大川和宏研究グループとの共同研究による、窒化物半導体を用いた光触媒デバイスを発表。窒化ガリウムの結晶と導線で結んだ白金を電解質水溶液に浸し、窒化ガリウムに光を当てることで電流を発生させ、水を電気分解することによって水素と酸素に分離することに成功した。光を使って水から水素を容易に取り出せることから、新たなエネルギー変換技術として期待されている。 大学では固体照明・エネルギー電子工学センターのディレクターを務め、2007年にはUCSBにおいて、中村が率いるグループが世界初となる無極性青紫半導体レーザーの開発に成功している。 アメリカの大学教授は企業のコンサルティングやベンチャー企業立ち上げも良く行っており、中村もLED電球のベンチャーを立ち上げたり、韓国企業のソウル半導体(英語版)への技術指導や共同研究を行ったりしていた。また、中国の大学や企業で名誉教授やアドバイザーを務めるとともに、日本においても鳥取大学・信州大学・徳島大学・愛媛大学・東京農工大学で客員教授を務めている。 2006年にGaN-on-GaNの技術を再度挑戦し成功した中村修二は、中村修二を含むUCSBの教授ら3人で2008年にベンチャー企業、SORAAを立ち上げた。SORAAの製品は、世界初の全可視スペクトラムを持つLEDを製造し、演色性が高く自然な白さを生み出す製品として知られている。
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