おおきな木
(The Giving Tree から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 03:57 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動おおきな木(原題:The Giving Tree)はシェル・シルヴァスタイン作の絵本。1964年にアメリカ合衆国で出版され、好評だったため1973年にフランス語に翻訳された。英語の教科書に載ったこともある。
物語
リンゴの木と少年は友達であった。ともに遊び、心を通わせていた。しかし少年は大人になってゆきお金が必要になる。木は「私の果実を売りなさい」と言う。少年は果実をすべて持っていった。しばらくして、大人になったその子は家が必要になる。木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。その子は枝をすべて持っていった。また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。木は「私の幹で舟を作りなさい」と言う。男は幹を持っていった。時が経ち、男は年老いて帰ってきた。そして「疲れたので休む場所がほしい」と言う。木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。男は腰をかけた。木は幸せであった。
訳者による解釈の違い
本田錦一郎の訳では作中の一箇所に「だけど それは ほんとかな。」と入る。その文は原作では「but not really」であるが、村上春樹の訳では「幸せに・・・なんてなれませんよね」となっている。本田錦一郎はあとがきにおいて、エーリヒ・フロムの著書『愛するということ』の文「愛とは第一に与えることであって、受けることではない」を引用し『おおきな木』にも通じていると述べた[1]。「与えることに犠牲を見てはならない」とも述べている[2]。
参考文献
- シェル・シルヴァスタイン、本田錦一郎訳 『おおきな木』 篠崎書林、1976年。ISBN 978-4784101481。
- 『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン 翻訳:村上春樹 2010年 あすなろ書房 ISBN 978-4751525401
- ^ シルヴァスタイン 1976、あとがき 2-3頁。
- ^ シルヴァスタイン 1976、あとがき 3頁。
「The Giving Tree」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- The Giving Treeのページへのリンク