T-53 援竜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:04 UTC 版)
レスキューロボット。全高2800mm、全長2320mm、全幅1400mm(左右腕部全開で7230mm)、総重量2.95t。クローラで走行。防災ロボット開発会議のメンバーと共同で開発。2007年7月に正式リリースした。1台およそ4500万円。T-52で得られたデータがフィードバックされ、機体はダウンサイジングならび性能向上した。京都大学メカトロニクス研究室による「同期動作制御」を導入し、直感的に作業できるようになる。機体デザインはシモダユウスケ。T-52と同じく油圧で駆動し、動力源は水冷3気筒過流式ディーゼルエンジン。およそ6時間の稼動が可能。18の自由度を持ち、うち腕部自由度は6つ、手部自由度は1つ。手動操作および遠隔操作が可能で、遠隔操作ではジョイスティックを利用する。通信は無線LANおよびPHS方式。ロボット初の車両ナンバーを取得(小型特殊自動車)。8月3日には中越沖地震被災地の新潟県柏崎市で実働、倒壊した家屋の瓦礫撤去を行った。
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