ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴとは? わかりやすく解説

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ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ

(Stop! In the Name of Love から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 06:45 UTC 版)

「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」
スプリームスシングル
初出アルバム『モア・ヒッツ・バイ・ザ・シュープリームス』
B面 アイム・イン・ラブ・アゲイン
リリース
録音 1965年1月
ジャンル ソウル
時間
レーベル モータウン
作詞・作曲 ホーランド=ドジャー=ホーランド
プロデュース ブライアン・ホーランド、ラモント・ドジャー
スプリームス シングル 年表
カム・シー・アバウト・ミー
(1964年)
ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ
(1965年)
涙のお願い
(1965年)
テンプレートを表示

ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」(Stop! In the Name of Love)は、1965年にリリースされた、アメリカのボーカルグループ、スプリームスシングル曲。作詞作曲は、ホーランド=ドジャー=ホーランドアメリカ合衆国ビルボードポップシングルチャートで1965年3月27日から4月3日まで1位となった[2][3]。 日本では、南沙織ピンク・レディー高橋幸宏globeなどがカヴァーしている。

概要

スプリームスは「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」を1965年1月にレコーディングし、2月8日にリリースした[4]。この曲はスプリームスの6枚名のアルバムであるMore Hits by The Supremesに収録され、1966年のグラミー賞の最優秀ロックンロールヴォーカルグループパフォーマンス賞にノミネートされ、ステイトラー・ブラザーズの"Flowers on the Wall"に敗れた。この曲はロックの殿堂の「ロックンロールを作った500曲」永世リストに選ばれた。

この曲にあわせてスプリームスが踊った振付は、片手を腰にあててもう片方の手を「ストップ」の仕草でのばすというもので、伝説的なものとなった。モータウンの大ファンであったダスティ・スプリングフィールドが司会をつとめる『レディ・ステディ・ゴー』の「サウンド・オブ・モータウン」スペシャルではじめてこのシングル曲のパフォーマンスがテレビ放送される前に、ロンドンの楽屋裏でテンプテーションズのポール・ウィリアムズとメルヴィン・フランクリンがグループの女性たちにこの振付を教えた[5]。 スプリームスは1965年2月24日水曜日に放送されたABCのバラエティ番組『シンディグ!』でもこの曲をパフォーマンスした[6]

担当

  • リード・ヴォーカル…ダイアナ・ロス
  • バッキング・ヴォーカル…フローレンス・バラード、メアリー・ウィルソン
  • 楽器演奏…ファンク・ブラザーズ

チャート

globeによるカヴァー

「Stop! In the Name of Love」
globeシングル
初出アルバム『Lights
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル トランス
時間
レーベル avex globe
作詞・作曲 E.Holland・L.Dozier・B.Holland・MARC
プロデュース globe・ROJAM
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間7位(オリコン
  • globe シングル 年表
    try this shoot
    2001年
    Stop! In the Name of Love
    (2001年)
    genesis of next
    (2001年)
    テンプレートを表示

    解説

    globeの24枚目のシングルとして、2001年11月14日avex globeから発売された。

    globeのシングルでは初の全英語詞(マーク・パンサーによるラップはフランス語)。

    フジテレビ系木曜劇場『スタアの恋』主題歌に起用された。ドラマで使用されたのはCDとは異なるアレンジである。

    収録曲

    CD
    全作詞・作曲: E.Holland・L.Dozier・B.Holland、全編曲: 小室哲哉、RAP詞: MARC
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.Stop! In the Name of Love(original mix)MARCKEIKOE.Holland・L.Dozier・B.Holland
    2.「Stop! In the Name of Love」(tatsumaki club mix)E.Holland・L.Dozier・B.HollandE.Holland・L.Dozier・B.Holland
    3.「Stop! In the Name of Love」(tatsumaki remix)E.Holland・L.Dozier・B.HollandE.Holland・L.Dozier・B.Holland
    4.「Stop! In the Name of Love」(tv mix)E.Holland・L.Dozier・B.HollandE.Holland・L.Dozier・B.Holland
    合計時間:

    クレジット

    • Produced : globe
    • Co-Produced : ROJAM
    • Mixed & Remixed : tatsumaki
    • Mastered : 前田康二
    • Art direction & Design : THROUGH.
    • Photography : 内田将二

    [12]

    収録アルバム

    その他のカバー曲

    ジャクソン5は1975年にキャロル・バーネット・ショーでスプリームス、ミルズ・ブラザーズ、アンドリューズ・シスターズへのトリビュートを行った際、この曲をライヴでパフォーマンスした。他のカバーバージョンとしてはマージ-・ジョセフ、ジーン・ピットニー、ニッキー・フレンチ、シニータ、ジョニー・リヴァーズ、LAヘヴィーメタルバンドのブラックシープ、グロリア・ゲイナー、レ・フィズ(1966年に"Stop, Tu N' As Plus Le Droit"というフランス語のタイトルで)、クロード・フランソワ(1971年、"Stop au nom de l'amour"というフランス語のタイトルで)、レナータ・パッチーニ(1966年、"In nome dell'amore"というイタリア語のタイトルで)、ヤコブ・シスターズ(1966年、"Was hab' ich dir getan"というドイツ語タイトルで)、アイズレー・ブラザーズなどがある。ホリーズによるカバーは1983年、アメリカで29位、カナダで31位にチャートインした。1996年にロス・フレチャゾスがインストゥルメンタル版をEP"En tu Calle"用に録音した。1998年にジョネル・モッサーによるカバー版が映画『微笑みをもう一度』で使われた。ユーロダンス版リミックスが2002年のダンスマニアコンピレーション、Speed 8に収録された。アメリカのラッパーであるリル・ウェインはこの曲を"Gossip"用にサンプリングした。この曲の歌詞はB-52'sの曲"Dance This Mess Around"に少しだけ引用された。アメリカの歌手ラトーヤ・ジャクソンは1995年のアルバムStop in the Name of Loveのためにこの曲を録音した。

    Good Timesの家賃工面パーティに関するエピソードで、フロリダ、ウィロナ、テルマがこの曲を歌うところがある。フォックス放送のドラマ『Glee/グリー』のエピソード"Never Been Kissed"でもマッシュアップの一部としてアン・ヴォーグの"Free Your Mind"と一緒に歌われた。クロード・フランソワ版が2014年のスーパーヒーロー映画『X-MEN:フューチャー&パスト』において、1973年のパリの場面で使われた。

    脚注

    1. ^ 45cat - The Supremes - Stop! In The Name Of Love / I'm In Love Again - Motown - USA - M 1074
    2. ^ Billboard Hot 100”. Billboard (Nielsen Company) 77 (13): 32. (1965). https://books.google.com/books?id=eEUEAAAAMBAJ&lpg=PA1&pg=PA32#v=onepage&q&f=false 2011年5月9日閲覧。. 
    3. ^ Billboard Hot 100”. Billboard (Nielsen Company) 77 (14): 28. (1965). https://books.google.com/books?id=ZykEAAAAMBAJ&lpg=PA1&pg=PA28#v=onepage&q&f=false 2011年5月10日閲覧。. 
    4. ^ Gilliland, John (1969). "Show 26 - The Soul Reformation: Phase two, the Motown story. [Part 5]" (audio). Pop Chronicles. University of North Texas Libraries.
    5. ^ Host: Dusty Springfield (28 April 1965). "The Sound of Motown". Ready Steady Go! (special). シーズン2. London. ITV。
    6. ^ "Supremes/Barbarians/Neil Sedaka/Stan Getz/Ruth Price". Shindig!. シーズン1. Episode 29. Los Angeles. 24 February 1965. ABC. KABC。
    7. ^ Joel Whitburn's Top Pop Singles 1955-2002
    8. ^ Top 100 Songs of 1965”. oldtimemusic.com. 2017年6月21日閲覧。
    9. ^ Top 100 Hits of 1965/Top 100 Songs of 1965”. Musicoutfitters.com. 2016年9月29日閲覧。
    10. ^ Archived copy”. 2014年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月2日閲覧。
    11. ^ Top 100 1965 - UK Music Charts”. Uk-charts.top-source.info. 2016年9月29日閲覧。
    12. ^ CDに付属しているブックレットより。
    先代
    ビートルズ
    エイト・デイズ・ア・ウィーク
    Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
    1965年3月27日 - 4月3日(2週)
    次代
    フレディ&ザ・ドリーマーズ
    好きなんだ



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