ストップ・クライング・ユア・ハート・アウトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ストップ・クライング・ユア・ハート・アウトの意味・解説 

ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/05 12:54 UTC 版)

「ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」
オアシスシングル
初出アルバム『ヒーザン・ケミストリー
リリース
録音 2001年 - 2002年
ジャンル オルタナティヴ・ロック
レーベル Big Brother Recordings
作詞・作曲 ノエル・ギャラガー
プロデュース オアシス
チャート最高順位
  • 2位(イギリス)
  • 20位 (日本・オリコン)
オアシス シングル 年表
ヒンドゥ・タイムズ
(2002年)
ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト
(2002年)
リトル・バイ・リトル/シー・イズ・ラヴ
(2002年)
ミュージックビデオ
「Stop Crying Your Heart Out」 - YouTube
テンプレートを表示

ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」(Stop Crying Your Heart Out)は、2002年に発表したオアシスの20枚目のシングルである。この楽曲はノエル・ギャラガーが作詞、作曲し、バンド自身がプロデュースした。2002年6月17日にバンドの5枚目のスタジオ・アルバム「ヒーセン・ケミストリー」(2002年)からのセカンド・シングルとしてイギリスでリリースされた。アメリカでは、イギリスでのリリースより数週間前の2002年5月にラジオ局へ先行提供された。

「ストップ・クライイング・ユア・ハート・アウト」はUKシングルチャートで初登場2位を記録し、UKインディーチャートでは最高6位に達した。イタリアでは1位を獲得し、ベルギー、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、日本のオリコンチャートではトップ20入りを果たした。本曲は2002年7月12日に英国レコード産業協会(BPI)よりシルバー認定を受けた。その後、120万枚以上の売上を記録しダブルプラチナ認定を獲得している。

英国のシンガーソングライター、レオナ・ルイスは2ndスタジオ・アルバム『Echo』(2009年)でカバー・バージョンを収録。彼女は『Xファクター』第6シリーズのフィナーレでこのバージョンを披露し、英国シングルチャートで29位、英国R&Bチャートで11位を記録した。

作曲と作詞

本曲はイギリスのウィーラー・エンド・スタジオとオリンピック・スタジオで録音され、マーク・ステントがミキシングを担当。エンジニアリングはデイヴィッド・トリーハーン、ジャン・"スタン"カイバート、ポール・"P-ダブ"・ウォルトンが手掛けた。「ストップ・クライイング・ユア・ハート・アウト」は5分5秒に及ぶ、聴く者を奮い立たせるバラードである[1][2][3]。「スライド・アウェイ」からメロディを「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」からフックを引用している[4]リアム・ギャラガーが「"All of us stars/ We're fading away/ Just try not to worry/ You'll see them some day"(俺たちみんな星なんだ/消えゆく運命さ/心配するなよ/いつかまた会えるから)」[5]と歌い上げる中、オーケストラがバックで演奏する[6]。本曲そのものは変ロ短調[8]で、4/4拍子、毎分76拍で構成されている[7] [8]

c/w曲の「サンク・ユー・フォー・ザ・グット・タイムズ」はアンディ・ベルが作詞・作曲した。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオでは、バンドが広い部屋で演奏する様子と、街を歩く若い女性の映像が交互に映し出される。映像は女性がマッチに火をつけ、それをじっと見つめる場面で終わる。無修正版では、彼女が事前にガソリンを浴びているため、その目に浮かぶ悲劇的な問いが明確に映し出されている。しかし一般公開版では、彼女が小さなガソリン缶を手に座っているように見える点に留められ、明らかに計画された焼身自殺への言及は限定されている。

収録曲

  1. ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト - Stop Crying Your Heart Out
  2. サンク・ユー・フォー・ザ・グット・タイムズ - Thank You For The Good Times
  3. シャウト・イット・アウト・ラウド - Shout It Out Loud

出典

  1. ^ Segal, Victoria (2002年6月11日). “Oasis : Stop Crying Your Heart Out”. NME. 2013年4月12日閲覧。
  2. ^ Moon, Tom (6 June 2002). “Oasis – Heathen Chemistry”. Rolling Stone. https://www.rollingstone.com/music/albumreviews/heathen-chemistry-20020606 2013年4月12日閲覧。. 
  3. ^ Heathen Chemistry – Oasis”. iTunes Store (GB). Apple (2002年7月2日). 2014年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月12日閲覧。
  4. ^ Petridis, Alexis (2002年6月21日). “Yawning glory” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/music/2002/jun/21/popandrock.shopping 2025年3月8日閲覧。 
  5. ^ オアシスの公式ウェブサイトによると、歌詞は以下の通りである「Cause all of the stars/ Are fading away/ Just try not to worry/ You'll see them some day(だって星は全部/消えかけてるんだ/心配しないで/いつかまた見えるから)」
  6. ^ Fox, Jason (2002年6月25日). “Oasis : Heathen Chemistry”. NME. 2013年4月12日閲覧。
  7. ^ Stop Crying Your Heart Out”. Musicnotes (2009年3月16日). 2021年6月9日閲覧。
  8. ^ Digital Sheet Music, Oasis 'Stop Crying Your Heart Out'”. Musicnotes. Peer International Music Publishing (2002年). 2014年4月23日閲覧。

外部リンク

Stop Crying Your Heart Out , Official Website - Oasis




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」の関連用語

ストップ・クライング・ユア・ハート・アウトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ストップ・クライング・ユア・ハート・アウトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのストップ・クライング・ユア・ハート・アウト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS