ロール・ウィズ・イット (オアシスの曲)
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| 「ロール・ウィズ・イット」 | ||||||||
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| オアシス の シングル | ||||||||
| 初出アルバム『モーニング・グローリー』 | ||||||||
| リリース | ||||||||
| 録音 | 1995年 | |||||||
| ジャンル | ブリットポップ | |||||||
| 時間 | ||||||||
| レーベル | クリエイション・レコーズ | |||||||
| 作詞・作曲 | ノエル・ギャラガー | |||||||
| プロデュース | オーエン・モリス ノエル・ギャラガー |
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| チャート最高順位 | ||||||||
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| オアシス シングル 年表 | ||||||||
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「ロール・ウィズ・イット」(原題:Roll with It)は、1995年にオアシスが発表した楽曲、および同曲を収録したシングル。通算7枚目のシングルで、2枚目のアルバム『モーニング・グローリー』からの2枚目シングルカット。ノエル・ギャラガーの作詞・作曲。
概要
「ロール・ウィズ・イット」は、 オアシスのライバルに当たるブラーのレーベルであるフードレコードがシングル「カントリー・ハウス」の発売日を当初の発売日から延期し、チャートでブラーを下回ったことで大きな注目を集め、「ブリットポップの戦い」として知られる戦いが巻き起こった[1]。 イギリスのメディアは、既に両バンドが激しいライバル関係であることを報じており、この同日発売は1位を争う対決と捉えられていた。メディアの驚異は、それぞれの陣営(特にギャラガー兄弟、デーモン・アルバーン、アレックス・ジェームス)からの激しい非難によって煽られ、音楽業界にとどまらず、夕方のニュースで両バンドが頻繁に取り上げられるほどになった[1]。特に、「労働者階級」のオアシスと「中流階級」のブラーの対比は、人々の想像を搔き立てた。結果的に売り上げ枚数は、「カントリー・ハウス」が27万4千枚、「ロール・ウィズ・イット」が 21万6千枚を記録し、全英シングルチャートでも「カントリー・ハウス」が1位、「ロール・ウィズ・イット」が2位となった。
2019年にノエルは、ダーモット・オリアリーが司会を務める番組「Reel Stories」でこの対決を振り返り、「シガレッツ・アンド・アルコール」とブラーの「ガールズ&ボーイズ」のチャート争いの方が価値があったと示唆し、「『ロール・ウィズ・イット』はバンド解散以来、誰も演奏していない」と述べた[2]。
イギリスの番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」では、1995年8月17日放送分でオアシスが本作を演奏した際、口パクで演奏することを求められ、その際、ノエルとリアムが役割を交代し、リアムがギターを弾き、ノエルがリアムのタンバリンを持って歌う真似をしていた[3]。
オーストラリア盤CDシングルには、「サム・マイト・セイ」のB面曲が収録されている。
収録曲
- CD
- ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
- イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
- ロッキン・チェアー - "Rockin' Chair" - 4:36
- リヴ・フォーエヴァー - "Live Forever" (Live at Glastonbury '95) - 4:40
- 1995年6月23日のグラストンベリー・フェスティバルにて録音されたライブ・バージョン
- 7インチアナログ CRE 212
- ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
- イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
- 12インチアナログ CRE 212T
- ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
- イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
- ロッキン・チェアー - "Rockin' Chair" - 4:36
- カセット CRECS 212
- ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
- イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
- オーストラリア盤CD 662325 5
- ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
- トーク・トゥナイト - "Talk Tonight" - 4:21
- アクイース - "Acquiesce" - 4:24
- ヘッドシュリンカー - "Headshrinker" - 4:38
演奏
- リアム・ギャラガー - リード・ボーカル、タンバリン
- ノエル・ギャラガー - リード・ギター、アコースティック・ギター、バッキング・ボーカル
- ポール・"ボーンヘッド"・アーサーズ - リズム・ギター
- ポール・マッギーガン - ベース
- アラン・ホワイト - ドラム、パーカッション
チャート
週間チャート
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年間チャート
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脚注
- ^ a b “When Blur beat Oasis in the battle of Britpop”. The Telegraph 2019年9月17日閲覧。
- ^ “Noel Gallagher”. Reel Stories. 23 June 2019. 9–10 minutes in. BBC Two. British Broadcasting Corporation.
- ^ "Oasis Make A Mockery Of Top Of The Pops As Nirvana Did". FeelNumb.com. 6 October 2009.
- ^ "Australian-charts.com – Oasis – Roll with It". ARIA Top 50 Singles. 2021年2月16日閲覧。
- ^ "Top RPM Rock/Alternative Tracks: Issue 9925." RPM. Library and Archives Canada. 2021年2月16日閲覧。
- ^ “Eurochart Hot 100 Singles”. Music & Media 12 (36): 9. (9 September 1995) 2020年5月30日閲覧。.
- ^ "Oasis: Roll with It" (in Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland. 2021年2月16日閲覧。
- ^ “Íslenski Listinn Topp 40 (30.9. '95 – 6.10. '95)” (アイスランド語). p. 24 (1995年9月30日). 2020年5月30日閲覧。
- ^ "The Irish Charts – Search Results – Roll with It". Irish Singles Chart. Retrieved 16 February 2021.
- ^ "Norwegiancharts.com – Oasis – Roll with It". VG-lista. 2021年2月16日閲覧。
- ^ "Charts.org.nz – Oasis – Roll with It". Top 40 Singles. 2021年2月16日閲覧。
- ^ "Official Scottish Singles Sales Chart Top 100". Scottish Singles Top 40. 2021年2月16日閲覧。
- ^ "Swedishcharts.com – Oasis – Roll with It". Singles Top 100. 2021年2月16日閲覧。
- ^ "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2021年2月16日閲覧。
- ^ “Árslistinn 1995” (アイスランド語). Dagblaðið Vísir: p. 25. (1996年1月2日) 2020年5月30日閲覧。
- ^ “Årslista Singlar, 1995” (スウェーデン語). Sverigetopplistan. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “Top 100 Singles 1995”. Music Week: 9. (13 January 1996).
外部リンク
- ROLL WITH IT - OASIS公式サイト
- ロール・ウィズ・イットの歌詞 - メトロリリック
- ロール・ウィズ・イット_(オアシスの曲)のページへのリンク