ロール・ウィズ・イット_(オアシスの曲)とは? わかりやすく解説

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ロール・ウィズ・イット (オアシスの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/08 01:59 UTC 版)

「ロール・ウィズ・イット」
オアシスシングル
初出アルバム『モーニング・グローリー
リリース
録音 1995年
ジャンル ブリットポップ
時間
レーベル クリエイション・レコーズ
作詞・作曲 ノエル・ギャラガー
プロデュース オーエン・モリス
ノエル・ギャラガー
チャート最高順位
  • 2位(イギリス)
オアシス シングル 年表
サム・マイト・セイ
(1995年)
ロール・ウィズ・イット
(1995年)
モーニング・グローリー
(1995年)
ミュージックビデオ
「Roll With It」 - YouTube
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ロール・ウィズ・イット」(原題:Roll with It)は、1995年にオアシスが発表した楽曲、および同曲を収録したシングル。通算7枚目のシングルで、2枚目のアルバム『モーニング・グローリー』からの2枚目シングルカットノエル・ギャラガーの作詞・作曲。

概要

「ロール・ウィズ・イット」は、 オアシスのライバルに当たるブラーのレーベルであるフードレコードがシングル「カントリー・ハウス」の発売日を当初の発売日から延期し、チャートでブラーを下回ったことで大きな注目を集め、「ブリットポップの戦い」として知られる戦いが巻き起こった[1]。 イギリスのメディアは、既に両バンドが激しいライバル関係であることを報じており、この同日発売は1位を争う対決と捉えられていた。メディアの驚異は、それぞれの陣営(特にギャラガー兄弟、デーモン・アルバーンアレックス・ジェームス)からの激しい非難によって煽られ、音楽業界にとどまらず、夕方のニュースで両バンドが頻繁に取り上げられるほどになった[1]。特に、「労働者階級」のオアシスと「中流階級」のブラーの対比は、人々の想像を搔き立てた。結果的に売り上げ枚数は、「カントリー・ハウス」が27万4千枚、「ロール・ウィズ・イット」が 21万6千枚を記録し、全英シングルチャートでも「カントリー・ハウス」が1位、「ロール・ウィズ・イット」が2位となった。

2019年にノエルは、ダーモット・オリアリーが司会を務める番組「Reel Stories」でこの対決を振り返り、「シガレッツ・アンド・アルコール」とブラーの「ガールズ&ボーイズ」のチャート争いの方が価値があったと示唆し、「『ロール・ウィズ・イット』はバンド解散以来、誰も演奏していない」と述べた[2]

イギリスの番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」では、1995年8月17日放送分でオアシスが本作を演奏した際、口パクで演奏することを求められ、その際、ノエルとリアムが役割を交代し、リアムがギターを弾き、ノエルがリアムのタンバリンを持って歌う真似をしていた[3]

オーストラリア盤CDシングルには、「サム・マイト・セイ」のB面曲が収録されている。

収録曲

  • 7インチアナログ CRE 212
    1. ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
    2. イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
  • 12インチアナログ CRE 212T
    1. ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
    2. イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
    3. ロッキン・チェアー - "Rockin' Chair" - 4:36
  • カセット CRECS 212
    1. ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
    2. イッツ・ベター・ピープル - "It's Better People" - 3:59
  • オーストラリア盤CD 662325 5
    1. ロール・ウィズ・イット - "Roll with It" - 4:00
    2. トーク・トゥナイト - "Talk Tonight" - 4:21
    3. アクイース - "Acquiesce" - 4:24
    4. ヘッドシュリンカー - "Headshrinker" - 4:38

演奏

チャート

脚注

  1. ^ a b “When Blur beat Oasis in the battle of Britpop”. The Telegraph. https://www.telegraph.co.uk/only-in-britain/blur-beat-oasis-in-chart-battle/ 2019年9月17日閲覧。 
  2. ^ “Noel Gallagher”. Reel Stories. 23 June 2019. 9–10 minutes in. BBC Two. British Broadcasting Corporation.
  3. ^ "Oasis Make A Mockery Of Top Of The Pops As Nirvana Did". FeelNumb.com. 6 October 2009.
  4. ^ "Australian-charts.com – Oasis – Roll with It". ARIA Top 50 Singles. 2021年2月16日閲覧。
  5. ^ "Top RPM Rock/Alternative Tracks: Issue 9925." RPM. Library and Archives Canada. 2021年2月16日閲覧。
  6. ^ “Eurochart Hot 100 Singles”. Music & Media 12 (36): 9. (9 September 1995). https://worldradiohistory.com/UK/Music-and-Media/90s/1995/MM-1995-09-09.pdf 2020年5月30日閲覧。. 
  7. ^ "Oasis: Roll with It" (in Finnish). Musiikkituottajat – IFPI Finland. 2021年2月16日閲覧。
  8. ^ Íslenski Listinn Topp 40 (30.9. '95 – 6.10. '95)” (アイスランド語). p. 24 (1995年9月30日). 2020年5月30日閲覧。
  9. ^ "The Irish Charts – Search Results – Roll with It". Irish Singles Chart. Retrieved 16 February 2021.
  10. ^ "Norwegiancharts.com – Oasis – Roll with It". VG-lista. 2021年2月16日閲覧。
  11. ^ "Charts.org.nz – Oasis – Roll with It". Top 40 Singles. 2021年2月16日閲覧。
  12. ^ "Official Scottish Singles Sales Chart Top 100". Scottish Singles Top 40. 2021年2月16日閲覧。
  13. ^ "Swedishcharts.com – Oasis – Roll with It". Singles Top 100. 2021年2月16日閲覧。
  14. ^ "Official Singles Chart Top 100". UK Singles Chart. 2021年2月16日閲覧。
  15. ^ “Árslistinn 1995” (アイスランド語). Dagblaðið Vísir: p. 25. (1996年1月2日). https://timarit.is/page/2935413?iabr=on#page/n15/mode/2up 2020年5月30日閲覧。 
  16. ^ Årslista Singlar, 1995” (スウェーデン語). Sverigetopplistan. 2020年5月30日閲覧。
  17. ^ “Top 100 Singles 1995”. Music Week: 9. (13 January 1996). 

外部リンク




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