SqlDataSource.ConflictDetection プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SqlDataSource.ConflictDetection プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

基になるデータベース内の行のデータが操作中に変更される場合に、SqlDataSource コントロールで更新と削除を実行する方法を示す値を取得または設定します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Property ConflictDetection As
 ConflictOptions

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SqlDataSource
Dim value As ConflictOptions

value = instance.ConflictDetection

instance.ConflictDetection = value

C#

public ConflictOptions ConflictDetection { get;
 set; }

C++

public:
property ConflictOptions ConflictDetection {
    ConflictOptions get ();
    void set (ConflictOptions value);
}

J#

/** @property */
public ConflictOptions get_ConflictDetection ()

/** @property */
public void set_ConflictDetection (ConflictOptions
 value)

JScript

public function get ConflictDetection
 () : ConflictOptions

public function set ConflictDetection
 (value : ConflictOptions)

プロパティ値
ConflictOptions 値の 1 つ。既定値は ConflictOptions.OverwriteChanges です。

解説

ConflictDetection プロパティは、新旧の値のパラメータを Update メソッドに適用するかどうかを決定します。たとえば、SelectCommand プロパティによって指定されるコマンドが Name 列と Number 列を持つ DataTable オブジェクトを返し、ConflictDetection プロパティが OverwriteChanges 値に設定されている場合、Name および Number に対応するパラメータが Update メソッド用に作成されます。ConflictDetection プロパティが CompareAllValues 値に設定されている場合、Name、Number、original_Name、および original_Number に対応するパラメータが作成されます (元の値のパラメータの正確な名前は、OldValuesParameterFormatString プロパティによって決まります)。次に、SqlDataSource コントロールは、UpdateCommand プロパティに指定されている Update メソッドに一致するパラメータがあるかどうかを判断します。

同時実行制御は、複数のクライアントが同じデータにアクセスし操作しようとした場合に、データ ストアがデータの読み取り方法や変更方法を制御するための手法です。たとえば、あるクライアントがデータを読み込んでユーザーに表示し、別のクライアントが同じデータを読み込んで別のユーザーにそれを表示します。両方のユーザーがそのデータを更新してデータ ストレージに送信すると、両方のクライアントが同一のデータに対し異なる値を更新することになるので、予期しない結果が生じる場合があります。これは競合と見なされます。次に、ConflictDetection プロパティを CompareAllValues 値に設定することにより、Update メソッドで、新旧の値を元のデータ ソースと比較して、競合を検出し、必要に応じてその競合を処理できます。

ConflictDetection プロパティは、SqlDataSource コントロールに関連付けられた SqlDataSourceView オブジェクトの ConflictDetection プロパティに処理を代行させます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SqlDataSource クラス
SqlDataSource メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
ConflictOptions
その他の技術情報
SqlDataSource Web サーバー コントロールの概要