Sonate für Klavier Nr.20 A-Dur D 959とは? わかりやすく解説

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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調

英語表記/番号出版情報
シューベルトピアノ・ソナタ 第20番 イ長調Sonate für Klavier Nr.20 A-Dur D 959作曲年1828年  出版年1839年  初版出版地/出版社: Diabelli 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro1530秒
2 第2楽章 Mov.2 Andantino8分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Scherzo: Allegro vivace 5分30秒
4 第4楽章 Mov.4 Rondo: Allegretto 1230秒

作品解説

2007年7月 執筆者: 稲田 小絵子

 シューベルトピアノ・ソナタ中でも1,2を争う人気作品。死のわずか2ヶ月前、シューベルト体調をくずしながら一気書き上げた3つのピアノ・ソナタ2作目にあたる。10年後の1838年に、ディアベリ社から「シューベルト最後作品3つの大ソナタ」として、第1921番と共に出版された。献呈シューマン(第19番解説参照)。
 随所朗々としたのような主題散りばめられた非常に美し作品である一方で死期悟っているかのような感情的な激しさをも内包している。こうした危ういバランスがこの作品魅力のひとつとなっているのかもしれない

第1楽章アレグロイ長調4/4拍子ソナタ形式。力強い和音躍動感のある付点リズム堂々と始まる。展開部素朴な第2主題素材として急き込むような切迫感のある展開をみせる。
第2楽章アンダンティーノ嬰ヘ短調3/8拍子三部形式第2部経過的な激しパッセージを、バルカローレ主題から成る緩やかな部分挟み込んでいる。
第3楽章スケルツォアレグロ・ヴィヴァーチェイ長調3/4拍子スタッカートリズム活き刺激的なスケルツォ楽章
第4楽章ロンドアレグレットイ長調4/4拍子ロンド・ソナタ形式。非常に親しみやすい冒頭主題は、シューベルト自身ピアノ・ソナタ第4番緩徐楽章から転用されたもの。ロンドではあるが、エピソード挿入よりも、むしろこの主題中心的に提示することに主眼置かれている。シューベルトにとって、それだけ価値をもった主題であったのだろう。




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