Sanok SW-1・TW-1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 14:13 UTC 版)
「リヴィウ市電」の記事における「Sanok SW-1・TW-1」の解説
詳細は「SW-1(ポーランド語版)」を参照 1903年から1908年にかけて導入された、ポーランドのサノク工場(Sanok)で製造された2軸車。同国のクラクフ市電(ポーランド語版)向けに1901年から製造が行われた車両と同型で、台枠や骨組みに金属を用いた半鋼製車体を有している。製造当初は乗降扉が設置されていなかったが、後に1枚折り戸が設置された。電動車(両運転台)のSW-1は90両、付随車のTW-1は20両が製造され、1947年以降に実施された更新工事を経て第二次世界大戦後も主力車両として長期に渡って活躍した。その際に多くの車両はループ線での折り返しを前提とした片運転台構造に改められた一方、一部車両は両運転台のまま残され、ループ線がない系統で使用された。脱線事故後の安全対策強化の一環として1972年までに営業運転を終了したが、それ以降もSW-1のうち1両(093)が動態保存されており、2019年現在ウクライナの路面電車で走行可能な状態にある最古の車両となっている。
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