SQR-19
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 06:00 UTC 版)
グールド社によって開発されたモデルであり、技術開発モデル(EDM)の開発契約は1977年12月に締結され、1981年11月には、初の実艦搭載として「ムースブラッガー(英語版)」に搭載された。そしてその試験成績を踏まえて、1984年12月26日には量産型の生産を開始した。 ソナー・アレイは全長800フィート (240 m)、直径3.5インチ (8.9 cm)で、VLF用が8個(性能向上型では16個)、LF用が4個、MF用とHF用が2個ずつの計24個のモジュールから構成されており、また最後尾には、各モジュールが蛇行・湾曲するのを防ぐための抵抗器(ドローグ)が付加されている。曳航ケーブルは5,600フィート (1,700 m)長、運用深度は1,200フィート (370 m)とされる。最大探知距離は非公表だが、最適水測環境下で第2CZまでと見積もられる。 ドライエンドと称される艦上システムは、AN/UYS-1音響信号処理装置1基、OJ-452/UYQ-21コンソール2基、AN/UYK-20電子計算機4基から構成されている。使用する処理装置に応じて、現在までに3つのバージョンの存在が知られている。 AN/SQR-19(V)1 OJ-452(V)9コンソール2基と、OL-190(V)5音響信号変換装置1基を使用する。 AN/SQR-19(V)2 OJ-452(V)8コンソール2基と、OL-190(V)4音響信号変換装置1基を使用する。 AN/SQR-19(V)3 OJ-452(V)8コンソール2基と、OL-190(V)5音響信号変換装置1基を使用する。
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