SGBコマンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 07:59 UTC 版)
「スーパーゲームボーイ」の記事における「SGBコマンダー」の解説
スーパーゲームボーイの開発にはホリ電機(現・HORI)が関わっており、スーパーゲームボーイに対応したスーパーファミコン用コントローラとして同社から「SGBコマンダー」も発売された。 初代ゲームボーイの下半分を模したデザインおよびカラーリングとなっており、長方形型の白いコントローラの右下にはゲームボーイと同じ5本の斜めの溝がある。コントローラの中央には「SGB」モードと「SFC」モードのスライドスイッチが付いており、SGBモードに設定してスーパーゲームボーイを使用した場合は、このコントローラ独自の機能を使うことができる。SFCモードに設定すれば通常のスーパーファミコン用コントローラとしても使用できる。 スーパーファミコンの標準コントローラとは異なり、側面にL・Rボタンは配置されておらず、右側にはゲームボーイと同様の赤いA・Bボタンの上部に4つの白い特殊ボタン(WINDOW-R、COLOR-X、SPEED-Y、MUTE-L)が右上から左下に向かって配置されている。これらの特殊ボタンは、SGBモードでは特殊機能の発動ボタン、SFCモードでは通常のボタンとして機能する。なお、SGBモードで使用する場合は、スーパーゲームボーイのボタン配置設定を「タイプB」にしなければBボタンが使用できなくなる。また、スーパーファミコン専用ソフトはSGBモードのままでプレイすると誤動作を起こす可能性がある。 WINDOW-R SGBモードではシステムウインドウの開閉を行うボタン。標準コントローラではL・Rボタン同時押しの操作に相当する。 SFCモードではRボタンとして使用する。標準コントローラとは位置が異なり、COLOR-Xボタンの右上、Aボタンの真上に存在する。 COLOR-X SGBモードでは標準カラーとマイカラーの切り替えを行うボタン。標準コントローラではXボタンの操作に相当する。 SFCモードではそのままXボタンとして使用する。 SPEED-Y SGBモードではゲームスピードの切り替えを行うボタン。SGBコマンダー独自の機能であり、標準コントローラではこの機能を使うことができない。また、2プレイヤー側にSGBコマンダーを接続した場合はこの機能を使えない。ボタンの位置的にはYボタンに当たるが、SGBモードではゲームボーイのBボタンとしては機能しない。 ボタンを押すたびに、「NORMAL(標準速度)→SUPER SLOW(速度を約55%に落とす)→SLOW(速度を約70%に落とす)→NORMAL」の順で3段階に変わっていく。変速中はBGMの音程も併せて変更される。電源投入時はNORMALスピード。 また、十字キーの上を押しながら電源を投入するかコントローラを本体に差し直すとスピードが4段階となり、「NORMAL→DASH(速度を約125%に上げる)→SUPER SLOW→SLOW→NORMAL」となる。ただし、DASHモードのスピードアップ中は画面にノイズが走るため、通常時は発動できない隠しモード扱いとされている。 SFCモードではそのままYボタンとして使用する。 MUTE-L SGBモードでは音声のON/OFFを切り替えるボタン。SGBコマンダー独自の機能であり、標準コントローラではこの機能を使うことができない。また、2プレイヤー側にSGBコマンダーを接続した場合はこの機能を使えない。 ボタンを押すたびに、音声あり・無音が交互に変わる。 SFCモードではLボタンとして使用する。標準コントローラとは位置が異なり、SPEED-YボタンとBボタンの左下に存在する。
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