Provincial Highway 3 (Taiwan)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Provincial Highway 3 (Taiwan)の意味・解説 

台3線

(Provincial Highway 3 (Taiwan) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 09:31 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

台3線(たいさんせん)は、台北市から屏東県に至る台湾省道であり、「内山公路(ないさんこうろ)」と称される。今の台湾で三番目に長い省道である。台3線には台3甲、乙、丙の合計3支線がある。

台3線は奇数番号の他の省道と同様、南北に走る。台湾西部の各県・市の山間部や丘陵部の集落を結んでおり、特に客家の人々が暮らす集落(客家庄)を16か所通る[1]

清代には、桃園市大渓区から台中市東勢区までの区間は、大陸から来た中国人(漢)の住む地域と台湾原住民(番)の住む地域の境界である、いわゆる「漢番交界線」をなしており、互いが衝突することを防ぐため、通行には許可が必要であった。桃園市龍潭区から台中市豊原区までの間は、日本統治時代の1933年に軍用道路として作られた「中豊公路」(中壢~龍潭~豊原)の一部をなす。嘉義県中埔郷澐水から台南市楠西区密枝までの間は、戦後に中華民国政府が作った「澐密戦備道路」と呼ばれる軍用道路である。21世紀の台3線は、山間部の農業や観光のための道路として重視されている。

蔡英文が中華民国総統となってからは、2017年より「ロマンチック台三線」(浪漫臺三線)という政策が進められている[2]。台3線沿線を文化・環境・産業の調和のとれた地域にして農業や観光業を盛んにすることを目的としており、自然歩道やバス路線の整備、客家集落の景観の保全、客家文化の振興、アートイベントの開催、茶畑の整備、台3線の自然や文化や食をテーマとする観光ルートの策定や広報、飲食業や観光業の雇用創出や起業奨励などの諸政策が行われている。

概要

  • 総延長:436.286Km
  • 起点:台北市忠孝西路
  • 終点:屏東県屏東市(建國路及び和生路の交差地点)
  • 経由地:

歴史

月日 事跡

通過する自治体

この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字が含まれています詳細

支線

甲線

南投県草屯鎮から中興新村を経て同県南投市で台3本線と合流する道路。終点は南投市南崗一路の交差点。全長11.713Km。

乙線

桃園市大渓区から石門ダムを経て同市龍潭区で台3本線に合流する道路。全長12.095Km。

丙線

南投県集集鎮から集集攔河堰を経て同県竹山鎮で台3本線に合流する道路。全長7.124Km。

接続する道路

  • 高速道路
    • 台3線:
      • 土城IC
      • 大渓IC
      • 龍潭IC
      • 豐原端
      • 霧峰IC
      • 舊正IC
      • 中興IC
      • 名間IC
      • 竹山IC
      • 南雲IC
      • 斗六IC
      • 旗山端
      • 里港IC
      • 九如IC
    • 台3甲線:
      • 南投IC
  • 快速公路
    • 台3線:
      • 板橋IC
      • 土城二IC
      • 竹東端
      • 獅潭端
      • 潭子IC
      • 霧峰IC
      • 古坑IC
      • 玉井端

脚注

外部リンク


「Provincial Highway 3 (Taiwan)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Provincial Highway 3 (Taiwan)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Provincial Highway 3 (Taiwan)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの台3線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS