Page.Trace プロパティとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

.NET Framework クラスライブラリリファレンス

索引トップ用語の索引ランキング

Page.Trace プロパティ

現在の Web 要求に対する TraceContext オブジェクトを取得します。

名前空間: System.Web.UI
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public ReadOnly Property
 Trace As TraceContext

Visual Basic (使用法)

Dim instance As Page
Dim value As TraceContext

value = instance.Trace

public TraceContext Trace { get; }

C++

public:
property TraceContext^ Trace {
    TraceContext^ get ();
}

/** @property */
public TraceContext get_Trace ()

JScript

public function get Trace
 () : TraceContext

プロパティ値
現在の Web 要求に対する TraceContext オブジェクトのデータ。

解説

トレースは、Web 要求に関する実行の詳細を追跡および表示します。ページにトレースデータを表示するには、ページレベルまたはアプリケーションレベルでトレースを有効にしておく必要があります。

既定では、ページのトレースは無効です。ページのトレースを有効にするには、@ Page ディレクティブである <%@ Page trace="true" %> を使用します。アプリケーション全体についてトレースを有効にするには、アプリケーションのルートディレクトリにあるアプリケーションの Web config 構成ファイルでトレースを有効に設定する必要があります。詳細については、「ASP.NET のトレース」を参照してください。

使用例

Trace プロパティを通じて TraceContext.IsEnabled プロパティと TraceContext.Write メソッドにアクセスする方法を次のコード例に示します。このコードは Page オブジェクトのトレースが有効である場合だけ Write メソッドを呼び出します。有効になっていない場合、コードは実行されず、アプリケーションのオーバーヘッドの削減に役立ちます。

Visual Basic

If (Trace.IsEnabled) Then

  Dim I As Integer
  For I = 0 To DS.Tables("Categories").Rows.Count
 - 1

    Trace.Write("ProductCategory",DS.Tables("Categories").Rows(I)(0).ToString())
  Next
End If

if (Trace.IsEnabled)
{
  for (int i=0; i<ds.Tables["Categories"].Rows.Count;
 i++)
  {
    Trace.Write("ProductCategory",ds.Tables["Categories"].Rows[i][0].ToString());
  }
}

if (get_Trace().get_IsEnabled()) {
    for (int i=0;
        i<ds.get_Tables().get_Item("Categories").get_Rows().
        get_Count();i++) {
        get_Trace().Write("ProductCategory",
            (String)ds.get_Tables().get_Item("Categories").
            get_Rows().get_Item(i).get_Item(0));
    }
}