PA連携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:25 UTC 版)
最近は救急出動に救急標準課程修了者(救急隊の資格)や救急救命士など救急技術の資格を持ったポンプ隊員が乗車している消防車を先行で出場させ、現場整理と先行処置に当たらせている消防機関も増えている。PA連携などと呼ばれる。また中小規模消防本部(特に分署・出張所・分遣所)ではそもそも消防隊と救急隊の区分がなかったり、救急隊と消防隊を兼務しているケースが多い。 ポンプ隊がPA連携で出場する災害内容としては、多くが近隣に活動可能な救急隊がすべて出場しており、要請から現場到着まで大幅な遅延が見込まれる際に、先行して活動する場合がある。その他は、繁華街等で救急活動の妨害などが発生する可能性があり、交通整理などのために人員の増強を要する場合や搬送路狭隘のため、自傷行為や交通人身事故など、救急隊1隊だけでの活動が困難な上に活動する隊員の安全管理を徹底する場合に、覚知段階もしくは先着した救急隊などからの要請により指令室が判断する。 このような事案に対する十分な活動のために、一部のポンプ車には感染防護衣や自動体外式除細動器を積載している。 東京消防庁 水槽付ポンプ自動車 さいたま市消防局 ポンプ自動車
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