NSD (ソフトウェア)とは? わかりやすく解説

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NSD (ソフトウェア)

(Name Server Daemon から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/17 09:55 UTC 版)

NSD
 
NSD (ソフトウェア) の公式ロゴマーク
開発元 オランダ NLnet Labs
初版 2002年5月30日 (23年前) (2002-05-30)
最新版
安定版
4.14.2[1] / 2026年3月19日 (59日前)
リポジトリ github.com/NLnetLabs/nsd
対応OS Unix系
サポート状況 開発中
種別 DNSサーバ用途
ライセンス 3条項BSDライセンス
公式サイト www.nlnetlabs.nl/projects/nsd/about/ 
テンプレートを表示

NSD (Name Server Daemon、ネームサーバデーモン) は、オランダのNLnet LabsがRIPE NCCの協力のもとで開発するオープンソースのDNSコンテンツサーバ(権威サーバ)である。

特徴

DNSコンテンツサーバに特化しているため、シンプルな設計でありセキュリティ面でも堅牢で、高負荷への耐性も強いとされる。 キャッシュやリゾルバとしての機能を持たず、権威を持たないゾーンへの問い合わせに対しては SERVFAIL を返す。

BINDと同じスタイルのゾーンファイルを用いて設定することができる。またNSD上で使用できるゾーンファイルはそのままBINDでも用いることができる。

RFCに準拠し、不要な機能を極力搭載しない方針で開発されているものの、NSD 4.1.0(2014年9月4日リリース)にてDNSラウンドロビンに対応するなどの柔軟さも見られる。

動作

NSDは、あらかじめコンパイルされたゾーン情報を nsd.db ファイルに格納し、起動時に静的メモリに読み込む。これによりサービスの高速起動を可能としている。またゾーン情報の構文エラーもコンパイル前にチェックしている。

セキュリティ

NSDを構成するプログラムやプロセスはchrootによって非特権ユーザーとして実行できるよう構成されているため、仮にNSD自体にセキュリティ上の欠陥が発覚したとしてもサーバが乗っ取られるなどの被害を招く可能性は低いとされる。

普及

2018年5月現在、以下のルートサーバにおいて、構成するサーバ群の一部もしくは全てにNSDが採用されている。

  • a.root-servers.net (他のDNSを併用)
  • h.root-servers.net
  • j.root-servers.net
  • k.root-servers.net (BIND、Knot DNSを併用)
  • l.root-servers.net (Knot DNSを併用)

このほか、いくつかのTLDにおいても採用例がみられる。

出典

  1. ↑ “Release 4.14.2” (2026年3月19日). 2026年4月7日閲覧。

関連項目

  • BIND
  • DNS
  • Unbound (同じくNLnet Labsによる開発。こちらはDNSキャッシュサーバに特化)

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