NSF PROJECTs
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/05 06:21 UTC 版)
NSF PROJECTs(エヌエスエフ・プロジェクツ)は、2024年の能登半島地震を契機に発足した日本の学生団体[1]である。能登半島の復興支援と中高生の防災意識向上を主な活動目的[2]としている。北海道から沖縄まで全国の学生が参加し、行政、企業、地域団体などと連携しながら、防災教育、復興支援、政策提言、募金活動などを行っている 。
概要
NSF PROJECTsは、2024年1月1日に発生した能登半島地震を受け、同日に発足した。発足当初から能登半島の復興支援を中心に活動し、学校や街頭での募金活動、被災地支援、防災に関する啓発活動を展開してきた。累計59回、総額2,641,852円を集め、石川県義援金窓口へ送付したとしている [3]。
活動の対象は被災地支援にとどまらず、全国の中高生を対象とした防災教育にも広がっている。団体は「能登半島の復興」と「中高生の防災意識向上」を掲げ、防災を若者自身が考え、実践するテーマとして位置づけている [4]。
沿革
2024年1月1日、能登半島地震の発生を受けて「能登半島地震・学生による支援募金プロジェクト」として発足した[5]。同年1月4日にはメンバー数が200人を超え、その後、東京や大阪などで街頭募金活動を行った。2024年度の募金総額は2,641,852円であった 。
2024年12月27日には、珠洲市および能登町の協力のもと「中高生が考える能登の未来」イベントをオンラインで実施した。2025年3月10日には第1回全国生徒会防災サミットを開催し、同年8月19日には坂井学内閣府特命担当大臣(防災)に活動報告を行った。2025年10月8日には第2回「避難所と避難生活の抜本的環境改善」を実現する超党派議員連盟 総会(代表:土屋品子)に出席し、同年11月にはメンバー数が300人を超えた。2025年12月23日には、内閣府共催の「全国高校生未来会議~日本の未来を守る防災~」を開催した [6]。
主な活動
募金活動
NSF PROJECTsは、能登半島地震の復興支援を目的として、全国各地で学校募金や街頭募金を行っている。団体発表によれば、2024年度には累計59回の募金活動を実施し、集まった募金は石川県義援金窓口へ送付された 。[7]
全国生徒会防災サミット
全国生徒会防災サミットは、全国の学生が防災について主体的に考え、学校や地域での実践につなげることを目的としたイベントである[8]。
2026年3月23日には「全国生徒会防災サミット2026」が衆議院第一議員会館およびオンラインで開催された。(主催:NSF PROJECTs、生徒会会談、共催:内閣府)[9]同サミットでは、豊島区防災危機管理課による講演、防災クロスロード、内閣府による防災教育に関する講演、学校・地域の防災課題を整理するグループワーク、学生防災白書2026の制作発表などが行われた 。また、昼休憩中にはあかま二郎内閣府特命担当大臣(防災)の登壇のほか協賛企業による防災食や防災用品の体験企画も実施された[10] [11]。
防災教育・政策提言
NSF PROJECTsは、防災教育や避難所環境の改善をテーマとした政策提言にも取り組んでいる。2025年8月に坂井学内閣府特命担当大臣(防災)へ活動報告を行った 。また、災害時の睡眠環境改善を目的とする「まもねる」プロジェクトでは、災害関連死の防止や避難所の生活環境向上を目的として、段ボールベッド協定の締結推進などを掲げ、段ボールベッド組み立てイベント等を開催している 。[12]
その他のプロジェクト
団体資料では、火山リスクに関する防災教育プロジェクト「ASH TAG」、郷土料理や地元食材を通じた地域理解促進の企画「能登うまいもん再発見プロジェクト」、震災や復興に関わる人々の存在を伝える長期実践型プログラム「果てなき復興プロジェクト」[13]などを実施している 。
組織
運営
NSF PROJECTsは、日本若者防災復興協会によって運営されている[14]。
団体資料には、馳浩石川県知事(当時)および坂井学内閣府特命担当大臣からの応援メッセージが掲載されている[15]。
「避難所と避難生活の抜本的環境改善」を実現する超党派議員連盟 事務局長を務める鳩山紀一郎前衆議院議員は「「避難所における人の尊厳を守るための活動として非常に重要」「10代の若い世代の熱意に感銘を受ける」とコメントしている[16]。
歴代代表
| 期 | 氏名 | 期間 |
|---|---|---|
| 1 | 中山智寛 | 2024年1月1日~2024年3月31日 |
| 2 | 中山智寛 | 2024年4月1日~2024年12月31日 |
| 3 | 田中希望 | 2025年1月1日~2025年6月30日 |
| 4 | 久保壮太郎 | 2025年7月1日~2025年10月30日[18] |
| 5 | 久保壮太郎 | 2025年11月1日~2026年3月31日 |
| 6 | 高野怜生 | 2026年4月1日~ |
関連項目
脚注
- ↑ “Instagram”. www.instagram.com. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “中高生ボランティア団体 ”NSF PROJECTs” 様に能登被災地支援を講演(2026-02-24)”. ユーティリティ・ソリューションズ. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “全国の中高生200人が「能登のためにできることを」 埼玉の高1の呼びかけで「募金プロジェクト」:東京新聞デジタル”. 東京新聞デジタル. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “全国の中高生200人が「能登のためにできることを」 埼玉の高1の呼びかけで「募金プロジェクト」:東京新聞デジタル”. 東京新聞デジタル. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “全国の中高生200人が「能登のためにできることを」 埼玉の高1の呼びかけで「募金プロジェクト」:東京新聞デジタル”. 東京新聞デジタル. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “全国高校生未来会議での講演と最優秀賞受賞チームによる提言手交 - 内閣府”. 内閣府ホームページ. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ miyazaki (2024年9月29日). “全国規模で能登の復興支援に取り組む学生団体にインタビュー | 校外プログラム大全”. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “Instagram”. www.instagram.com. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ この著者の記事一覧, › (2026年5月4日). “【寄稿】衆議院第一議員会館にて生徒会会談とNSF PROJECTsが「全国生徒会防災サミット2026」を開催”. 生徒会.jp | 生徒会のポータルサイト. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “全国生徒会防災サミット2026における大臣挨拶 - 内閣府”. 内閣府ホームページ. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “中高生組織、内閣府/全国生徒会防災サミットを対面開催/防災を“自分ごと”に – 日刊建設工業新聞”. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “いしかわ生徒会交流会×NSF PROJECTs 段ボールベッド組み立て訓練の開催報告”. 特定非営利活動法人生徒会活動振興会 (2026年6月13日). 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “【11/19(水)開催】講演企画:復興「NSF PROJECTs第3回企画〜災害研究と学生と〜」”. Qulii (キュリー). 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “主な事業・活動内容 | 日本若者防災復興協会”. jyrac.stki.org. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “Instagram”. www.instagram.com. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “鳩山事務所を訪問くださったお客様たち:NSFPROJECTsのみなさんです。 - 鳩山紀一郎(ハトヤマキイチロウ) | 選挙ドットコム”. 選挙ドットコム. 2026年7月5日閲覧。
- ↑ “Xユーザーの近藤和也(@kondokazuya_)さん”. X (formerly Twitter). 2026年7月5日閲覧.
- ↑ “マニュアルだけが防災教育じゃない。防災をきっかけに自分の判断軸で動ける若者を増やしたい【久保壮太郎・18歳】 | Steenz(スティーンズ)”. Steenz(スティーンズ) (2026年5月8日). 2026年7月5日閲覧。
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