NPBの二軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 04:09 UTC 版)
日本のプロ野球リーグである日本野球機構(NPB)の場合、公式戦に出場できるのは支配下選手登録の選手の中で出場選手登録された選手である。こうした出場選手登録された選手たちが一軍にあたり、それ以外の選手は二軍所属となる。NPBの二軍は、一軍のセントラル・リーグ、パシフィック・リーグに対してイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグという2リーグによって構成されている。二軍でも「公式戦」が行われ、「イースタン・リーグ(ウエスタン・リーグ)公式戦」、「ファーム公式戦」などと呼ばれる。 主に「選手育成の場」として位置づけられている他、故障・不調により戦線離脱した主力選手の調整の場でもある。そのため、一般的には「二軍で獲ったタイトルに価値はない」などと言われるが、監督として一軍と二軍の両方で優勝経験を持つ岡田彰布は「たとえ二軍でも、勝たないと野球は楽しくならない」と語っている。 NPBでは、二軍の本拠地を一軍と同地区内もしくは近隣地域に置くことが多い(一軍におけるプロ野球地域保護権に拘束されない)。ただし、北海道日本ハムファイターズは一軍(北海道札幌市)と二軍(千葉県鎌ヶ谷市)の本拠地間の距離が直線にして約800km離れている。 1950年 - 1952年には、日本で唯一の独立二軍球団として『山陽クラウンズ』(山陽電気鉄道傘下)が存在し、自前の選手の他に、二軍組織を持たなかった西日本パイレーツから選手を預かったり、一時二軍が活動を停止していた大洋ホエールズから育成を委託されたこともあった。
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