マルチスペクトラル・スキャナー
【英】: multispectral scanner
略語: MSS
リモート・センシングの一手段で、それぞれ特定の波長域(バンド)の電磁波(可視光線を含む)に感ずる複数のセンサーを持つ検出器の瞬間視野をミラーの回転や振動によって走査することによって一定幅の地表の多重波長域のスペクトル・データを得る光学的・機械的走査映像システムである。航空機搭載用と人工衛星搭載用があり、それらの前進の移動とそれに直交する走査によって地域をカバーする。ランドサット1~3号に搭載された MSS はその代表的なものであり、約 900km の高度から 11.56 度の走査角で地表の 185km 幅を走査し、4 ~ 5 バンドのスペクトルのディジタル・データを得た。それらのデータは、CCT(コンピューター適合テープ)や各種フィルムとしてユーザーに配布され、多方面で利用されている。一方、航空機搭載 MSS は、一般に 10 バンド以上のスペクトル・バンドに細分され、しかも飛行高度が低いため高分解能が得られ、比較的狭い範囲の精査に適している。 |

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