フォルス・カラー
【英】: false color
マルチスペクトラル・スキャン方式によるリモート・センシング映像について、地表の特定の特徴を視覚的に識別しやすくする目的で、それぞれの波長域(バンド)の映像にその波長と異なる波長の色彩を付けたものをフォルス・カラーという。ランドサット搭載のマルチスペクトラル・スキャナーでは通常、緑色光バンドに青、赤色光バンドに緑、赤外線バンドに赤を割り当て、それを合成して各種の肉眼的解析に用いている。この組合せは元来、樹木による軍事施設のカモフラージュを検知することを目的とした赤外カラー写真における発光組合せであったが、現在、他目的の場合も、この組合せを使用している。植物の葉は赤外線を強く反射するため、この色の組み合わせでは植物は赤く表示される。一方、緑のバンド、赤のバンド、赤外線バンドに、青、赤、緑をそれぞれ割り当てると植物が緑に表示され、やや自然の色に近くなることから、これをナチュラル・カラーと呼ぶことがある。 |

フォルスカラー
擬色
(フォルス・カラー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/04 03:16 UTC 版)
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擬色・偽色(ぎしょく、英: False color)は、デジタルカメラの撮影画像に生じる場合がある、(撮影対象には存在しないものの)誤った色としてカラーフィルタに認識されてしまった色のこと。この色が原因でモアレが発生してしまうこともある。[1][2]
ただし、フォトマスター検定ではレンズに起因した色収差やパープルフリンジも偽色と表記され、アナログフィルムカメラでも発生するとされていることがあるので注意が必要である。
False color
なお、英語におけるFalse colorはTrue colorに対する語として、赤外線写真などに後から着色(レタッチ)すること(False Color Infrared Photography)を、主に指している。
脚注
外部リンク
関連項目
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