MRワゴンとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 14:26 UTC 版)
MRワゴンとの違いは、ボンネットとバンパーのデザインを変更し、フロントグリルを2002年当時のマーチやウイングロード、プリメーラなどと共通である日産の「ウインググリル」とし、他にも細かい意匠を変更することで、一目で日産車とわかる顔にしたことが第一に挙げられる。グリルの変更はボンネット等の変更を伴うため、モコ専用の「顔」を作らなければならなかったが、そこまでしても一目で日産車とわかることを強調することで、新生日産のイメージを顧客に向けて訴えている。2代目以降はグリルやバンパーのみならず、ヘッドライトまでも造形を変えたことでその印象が一層強まり、より日産車らしさを増している。 他には、モコの専用内外装を追加したことやモコ専用のボディカラーを設定したこと(初代の「モコグリーン」以来、各改良時において「モコ○○」と名のつくボディカラーを設定)、MRワゴンでは一部グレードでオプションであったABSを全グレードで標準装備としたこと。ABSの標準装備は日産の安全基準によるもので、のちに三菱自動車工業からeKのOEMを受けたオッティも同様に標準装備された。また、モコの販売開始後に登場したMRワゴンの初代の派生モデルである「MRワゴン スポーツ」に相当するモデルはOEM供給されていないため、同車種に搭載されていた当時の「ワゴンR RR」や「Kei スポーツ」などの64PSのK6Aエンジン・ディスチャージヘッドランプ(スポーツも途中からオプション扱いとなる)は非搭載であった。MRワゴンの2代目・3代目の派生モデルである「MRワゴンWit」に相当するモデルもOEM供給されていなかったが、2013年10月に3代目「MRワゴンWit」をベースにした「ドルチェ」シリーズが追加されたことに伴って、MRワゴンの派生モデルがOEM供給されるようになった。
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