MP4/7A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 21:15 UTC 版)
「マクラーレン・MP4/7A」の記事における「MP4/7A」の解説
シャーシ名称がMP4/7ではなくMP4/7Aとなったのは、当初より改良型Bスペックシャーシを投入する予定があったからである。マクラーレンはTAGエレクトロニクス製のアクティブサスペンションを搭載したMP4/7Bを準備しており、シーズン中のテストでも実際に走らせていたが熟成に手間取ったため、実戦投入は翌1993年のMP4/8に持ち越しとなった。 マクラーレンMP4シリーズはオス型成型のカーボンモノコックにアッパーカウルを被せる手法を継続してきたが、MP4/7Aではトレンドに従いメス型成型に変更された。曲線のついた細いノーズは控え目ながらハイノーズ化された。 ハイテク装備では、前年のMP4/6からテストしていたセミオートマチックトランスミッションを正式に採用。エンジンのスロットル制御は機械式に代わり電気式のドライブ・バイ・ワイヤを導入した。 ホンダ最後のV12エンジンとなったRA122E/Bエンジンは、シャーシー搭載時の空力性能を阻害しないフォルムを追求するためにオイルポンプなどの補機類を全てエンジン前半部に配置し、エキゾーストマニホールドの拡幅を防ぎ、またテールパイプをエンジン付近に配置することで排気系レイアウトをコンパクトにした。
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