MP41の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 17:03 UTC 版)
「ハーネルMP41短機関銃」の記事における「MP41の登場」の解説
それまで勤めていたベルグマン社からヘーネル社に移籍していたヒューゴ・シュマイザーは同社でそれまで製作されていたMP28をベースにMP40の部品などを組合せ、1941年にMP40のバリエーションとしてMP41を設計開発した。 外見の特徴としてはMP40下部のピストルグリップと折畳式銃床を固定式の木製銃床に置き換えたような形状で、MP40にあった銃身下の部品(銃身保護用のガード)を省略、弾倉は32発用の専用箱型弾倉のほかにMP38やMP40に使用している弾倉の併用も可能であった。一方でMP28の構造も受け継いでいて、射撃制御機構はMP40とは異なり、アッパーレシーバーの下面に直接取り付けられており、その作動原理もMP28と同じである。トリガーの上部に装着されているフル・セミオート射撃切替用のクロスボルトスイッチも、MP28の様式と同じである。 MP41の特徴である木製銃床は、治安維持部隊などでは暴徒鎮圧の際に発砲するよりも銃床で殴ることが多かったため、非殺傷を目的とした鎮圧活動では役立ったとされる。
※この「MP41の登場」の解説は、「ハーネルMP41短機関銃」の解説の一部です。
「MP41の登場」を含む「ハーネルMP41短機関銃」の記事については、「ハーネルMP41短機関銃」の概要を参照ください。
- MP41の登場のページへのリンク