MOX燃料加工
MOX(Mixed-Oxide:ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料を製造することをMOX燃料加工、またはプルトニウム燃料加工という。原料である二酸化プルトニウムと二酸化ウランを受入れ、混合して成型し、高温でペレットに焼き固める。ペレットは被覆管に入れ燃料棒とし、それを束ねて燃料集合体に組み立てる。MOX燃料加工工程は、ウラン燃料加工工程と基本的に同じであるが、プルトニウムを取扱うため、ペレットを被覆管に封入するまでの工程は、グローブボックスの中で行われる。 高速増殖炉(もんじゅ、常陽)の燃料及び軽水炉におけるプルサーマル燃料はMOX燃料である。現在、MOX燃料を加工する施設として、茨城県東海村に日本原子力研究開発機構のプルトニウム燃料施設がある。また、日本原燃㈱が青森県に建設を計画している。 「MOX燃料」の項を参照
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