核燃料廃棄物の処理・処分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 14:11 UTC 版)
「放射性廃棄物」の記事における「核燃料廃棄物の処理・処分」の解説
核燃料廃棄物は、便宜上その発生源に応じてさらに次のように分類される。 発電所廃棄物:原子力発電所の運転、保守、解体に伴って発生する廃棄物をいう。 高レベル放射性廃棄物:使用済み核燃料の再処理における溶解に使った硝酸を主とする廃液及びその固化体をいう。 TRU廃棄物:MOX燃料加工や使用済み核燃料再処理の運転・保守の結果発生する超ウラン元素(TRU)で汚染された廃棄物をいう。 研究所等廃棄物:発電所ではなく、大学や研究機関の研究開発活動において核燃料物質で汚染された廃棄物をいう。 このうち、人の健康に重大な影響を及ぼすおそれがある高レベル放射性廃棄物と極めて長寿命核種からなるTRU廃棄物は、深い地層への地層処分(第一種廃棄物埋設)が計画されている。ほか、発電所廃棄物については、それらの物性により三段階の地表近くの処分がされることとなっている。
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