M1127 ストライカーRVとは? わかりやすく解説

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M1127 ストライカーRV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/18 01:09 UTC 版)

M1127 ストライカーRV
M1127 ストライカーRV[1]
諸元
全長 6.95m(22.92ft)
全幅 2.72m(8.97ft)
全高 2.64m(8.72ft)
要員数 2名+5名

主兵装 M2重機関銃
またはMk.19 グレネードランチャー
副兵装 M240B機関銃
M6 スモークディスチャージャー
エンジン キャタピラー 3126
ターボディーゼル
懸架・駆動 8×8輪駆動
行動距離 500km(300mi)
速度 100km/h(62mph)
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M1127 ストライカーRV(M1127 Stryker Reconnaissance Vehicle, RV)は、アメリカ陸軍ストライカー旅団で運用される装輪式偵察戦闘車である。

スイスのモワク社によって開発されたピラーニャIIIをベースにジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ・カナダ(GDLS Canada)が製造しているストライカーシリーズの車種である。

概要

M1127は、ストライカー旅団偵察監視を任務とする部隊(RSTA部隊)で運用される。2名の乗員と5名の武装兵士が搭乗可能である。

M1127の特徴的な装備は、車体上に装備されたレイセオン社製のLRAS3(Long Range Advanced Scout Surveillance System)と呼ばれる偵察用機材である[2]。この装置はハンヴィーなどにも装着可能なマルチセンサー式偵察装置で、光学式TVカメラ赤外線暗視装置(FLIR)レーザーレンジファインダーなどを内蔵しており、約15km先の目標の捕捉・監視・距離測定などが可能である[3]。これに加えて、5名の偵察隊兵士を車内に搭乗させ、必要に応じて降車させて情報収集活動できる。つまりM1127は、1両でセンサー類を使用した情報収集とヒューミント(人力での情報収集)の両方の能力を有する車両であるといえる。

主兵装としてM2重機関銃あるいはMk.19 グレネードランチャーを同じく車体上の銃架に装備可能である。この銃架は通常タイプで、M1126英語版M1130英語版に装備されているリモコン式のM151 プロテクターRWSではない。

また、他のストライカー装甲車シリーズの車種と比較して、より多くのスモークディスチャージャーを装備しているのも偵察車両であるM1127の特徴である。M1126やM1128M1134英語版が通常4発×4基のスモークディスチャージャーを装備するのに対し、M1127では4発×12基が装備される。

なお、同じストライカー装甲車シリーズのM1131 ストライカーFSV英語版とは車体上の装備も含め、外観が非常によく似ている。

画像

脚注・出典

関連項目

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