LIDS
読み方:リッズ
LIDSとは、Linuxの管理者権限に対するアクセス制御の機能を付与しLinuxのセキュリティ性能を強化するモジュールの呼び名、もしくは、同モジュールを組み込んだセキュアOSの呼び名である。1999年に最初のバージョンが発表され、2010年前後頃に開発が停止した。
Linuxにおける管理者権限(root)は強大であり、システム上のあらゆる操作を可能にするが、そのため不正アクセスによる攻撃対象としても狙われやすい。root権限が奪われてしまうリスクはLinuxにおけるセキュリティ上の懸念ともいえる。LIDSはLinuxの絶対的ともいえるroot権限のアクセス権を複数に分割し、さらにLinuxの元々のチェック機能とは別個にアクセス権をチェックし抑制する。これによって、万が一root権限へのアクセスを許してしまった場合にもマシン自体を乗っ取られるような事態には陥らず被害を最小限に抑えられるようになる。
LIDSはGNUライセンスに基づくフリーソフトウェアとして1999年に公開され、その後バージョンアップも行われた。2010年前後頃に開発が停止され、フォーラムや公式ウェブサイトも停止されている。
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