Kobe ポート・インテリジェンス・プロジェクト
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「神戸大学附属中等教育学校」の記事における「Kobe ポート・インテリジェンス・プロジェクト」の解説
一般的に総合的な学習の時間と呼ばれるものである。学校創設以来、探求的な学習を「Kobe ポート・インテリジェンス・プロジェクト(略してKobeプロジェクト、またはKP)」と命名し、6年一貫カリキュラムの中心的な教育と位置づけている。「Kobe ポート・インテリジェンス・プロジェクト」という名前は、神戸港が世界的な貿易の拠点であることを鑑み、Kobeプロジェクトが世界で通用する知性を育むことを願って名付けられた。 基礎期では「神戸学」「奈良学」と言った地元のローカルな内容を中心にグループワークなどを用いた探求活動や、附属住吉中学校時代からの伝統である「聞き方・話し方訓練」が行われる。充実期では研修旅行と関連した内容を中心にグループで探求活動を行う他、発展期に行うより高度な課題研究の練習として、自分で定めたテーマで課題研究を行う。発展期では基礎期・充実期での探求活動を土台に、自分でテーマを定めて充実期より高度な探求活動を行う。 3年生終了時で4000字、4年生終了時で8000字、5年生終了時で18000字の論文の提出が求められる。特に、5年生終了時に書く18000字の論文は「卒業論文」と呼ばれ、優秀な論文を書いた生徒は6年生で神戸大学の施設で行われる発表会に参加する他、学会発表等に参加することもある。 2019年に、本校での課題研究指導のノウハウをまとめた本として、「探究の力を育む課題研究」(林創・神戸大学附属中等教育学校、共著)が出版された。
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