International Academy of Consciousnessによる世界的調査
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「体外離脱」の記事における「International Academy of Consciousnessによる世界的調査」の解説
1999年、バルセロナで開催された国際意識研究フォーラム(英: International Forum of Consciousness Research)にて、専門研究者のWagner AlegrettiとNanci Trivellatoが体外離脱体験に関するオンライン調査の暫定的調査結果を発表した。このテーマに関心を持つインターネットユーザーに回答してもらったため、一般集団を代表するサンプルではない。 最初の1,185人の回答者のうち、1,007人(85%)がOBEを経験したと回答した。37%が2~10回のOBEを経験したと主張した。5.5%が100回以上そのような経験をしたと主張した。OBEを報告した人の45%は、特定の手法を使用することにより、少なくとも一回、OBEへの誘導に成功したと述べた。OBEを体験したと主張する人の62%は、非物理的な飛行を楽しんだことも報告した。40%が自己バイロケーション現象(i.e. 体外から自己の肉体を見る)を経験したと報告し、38%が自己透過性(壁などの物体を通過する)を経験したと主張した。OBEに関連して最も多く報告されている感覚は、落下、浮遊、反発(e.g. Myoclonia, 間代性痙攣。手足のジャーキング、ジャーキングによる覚醒)、沈没、無力感(茫然自失)、頭蓋内音声、うずき、透視、振動、および静寂である。 OBEに関連する別の報告された一般的感覚は、睡眠麻痺の一般的特徴である一時的または投影的なカタレプシーであった。睡眠麻痺とOBEの相関関係は、2007年にケンタッキー大学のKevin Nelsonと彼の同僚が『Neurology』で発表したOut-of-Body Experience and Arousal studyによって裏付けられた。その研究では、体外離脱の経験がある人は睡眠麻痺になりやすいことが判明した。 また注目に値するのは、さらなる相関関係を示しているWaterloo Unusual Sleep Experiences Questionnaireである。
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