インガ・エドゥリス


●南アメリカのアマゾン流域が原産です。熱帯雨林や河岸などに生え、高さは18メートル以上になります。葉は羽状複葉です。密生した穂状花序に花を咲かせ、果実は稜のある円筒形の莢果です。果肉は甘く、食用になります。葉や種子は、関節炎やリューマチ、下痢などの民間薬として用いられます。
●マメ科インガ属の常緑高木で、学名は Inga edulis。英名は Ice cream bean。
イワオウギ: | ヘディサルム・オブスクルム 岩黄耆 |
インガ: | インガ・ウルグネンシス インガ・エドゥリス |
インゲンマメ: | 紅花隠元 隠元豆 |
ウマゴヤシ: | 子馬肥やし |
インガ・エドゥリス
(Inga edulis から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 02:36 UTC 版)
インガ・エドゥリス | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Inga edulis (Mart.) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
ice-cream-bean joaquiniquil |
インガ・エドゥリス (羅 Inga edulis) は南米原産のマメ科Mimosoid clade(旧ネムノキ科)に属する植物である。また、英語ではアイスクリームビーン(英 ice-cream beans)という別名があるが、果肉の甘い風味と滑らかな肌ざわりによるものである。 ペルーやエクアドル、コロンビア、ブラジルに分布しており、特にアマゾン川流域に広く分布している。 日よけや材木として使われたり、食べ物やアルコール飲料、医薬品の材料として使われている。[1]
特徴
成木は高さ30mにもなり、木の直径は60cmにもなる。また、地上から3m付近から枝分かれしている。 枝は幅広く、平らで、やや密な林冠を成す。 さやの中にはバニラアイスクリームのような味のする白く水分の多い厚い果肉の中に包まれた黒い種子がある。
ギャラリー
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花
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熟したさや(左)と若いさや(右)
脚注
- ^ Duke (1983)
参考文献
- Ice Cream Beans
- Duke, James A. (1983): Inga edulis Mart. Crop Fact Sheet. Version of 07-JAN-1998. Retrieved 2007-DEC-17.
- International Legume Database & Information Service (ILDIS) (2005): Genus Canavalia. Version 10.01, November 2005. Retrieved 2007-DEC-17.
- Stuppy, Wolfgang (2012年8月31日). “Ever had an ice cream bean for dessert?”. Kew Millennium Seedbank Blog. Royal Botanic Gardens, Kew. 2012年9月1日閲覧。
- United States Department of Agriculture (USDA) (2007): Germplasm Resources Information Network - Inga edulis. Retrieved 2007-DEC-18.
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