オニオオハシとは? わかりやすく解説

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オニオオハシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 05:24 UTC 版)

オニオオハシ

保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キツツキ目 Piciformes
: オオハシ科 Ramphastidae
: オオハシ属 Ramphastos
: オニオオハシ R. toco
学名
Ramphastos toco
Müller, 1776
和名
オニオオハシ
英名
Toco Toucan
生息域

オニオオハシ (学名:Ramphastos toco[1])は、キツツキ目オオハシ科[1]鳥類。「オオオオハシ」と呼ばれていたこともある。別名はトゥッカーノ。ブラジルの国鳥。

分布

南アメリカの南東部から中部の熱帯樹林帯にかけて生息する[1]。特に、ブラジルの森や川に生息する[2]

形態

全長約55 - 65センチメートル[1]、体重約500 - 850グラム程度[1]

オニオオハシの特徴的なくちばしは体長に占める割合が鳥類最大となっており、体内の熱を血管を通じて放熱するラジエーターの役割があることが最近の研究でわかった[2][3]。くちばしは求愛にも用いられる[1]。また、内部はハニカム構造となっており大きさの割には軽い。

カラフルで美しい体色からアマゾンの宝石とも呼ばれている。

生態

主食は果実だが、昆虫や鳥の卵も採食するなど、食性は多様である[1]。オオハシ類としては一番大きい種で、6羽前後の小さな群れで生活する[1][2]。木の樹洞に営巣し、雌雄双方が抱卵する[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i オニオオハシ”. 千葉市動物公園. 千葉市. 2024年12月15日閲覧。
  2. ^ a b c オニオオハシ”. 札幌市円山動物園. 札幌市. 2024年12月15日閲覧。
  3. ^ Tattersall GJ, Andrade DV, Abe AS (2009). “Heat exchange from the toucan bill reveals a controllable vascular thermal radiator.”. Science 325 (5939): 468-70.  PMID 19628866




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