IT断食
別名:アイティー断食
IT断食とは、主に職場において、ITつまり情報機器の導入が進み過ぎたことにより却って非効率化が進んでいるという指摘にもとづき、ITやICTの利用を遠ざけて旧来の職務スタイルを実践することである。
IT断食の語は、遠藤功・山本孝昭の共著「IT断食のすすめ」により知られるようになった。同署は、PCなどの情報機器が職場に浸透した結果、重要度の低いCCメールや会議資料を読むため多くの時間を費やし、PowerPoint資料を作るために多くの時間を費やし、あるいは、顧客と顔を合わせず折衝を進めることで十分なコミュニケーションが図れないなど、ITが従業員を振り回して生産性の低下や意欲の低下を招いていると指摘し、ITに拘束される時間を減らして良質なアナログ時間を増やし、アナログ力を奪回することが重要であると説く。
IT断食に似た語に「ネット断食」がある。ネット断食は若者がネット依存症の傾向を脱するためにインターネットに接続できる環境を遠ざけて生活することなどを指す。
参照リンク
IT断食のすすめ - (株式会社ドリーム・アーツ)
IT断食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/07 17:05 UTC 版)
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IT断食(アイティーだんじき)とは、経営戦略の一部として使用してきた情報技術(IT)の使い方や関わり方を見直すことにより業務改善を図ること。
概略
大量の電子メールの閲覧やプレゼンテーションソフトウェアを駆使したプレゼンテーション資料の作成などに業務時間が割かれるなど、業務効率向上のために導入したITによりかえって作業効率が落ちているとの考えから、業務を進める上でITの使い方、関わり方を考え直し、作業効率をあげていくという考え方。
2019年に、IT企業のドリーム・アーツが11月9日を「IT断食の日」に制定。ITが不可欠になった現代だからこそ過度なIT利用に歯止めをかけ、ITの使い方を見直すことで「良質なアナログ時間」を、日本企業の競争力の源である「協働(ともに働く)・協創(ともに創造する)」に振り向けることを目的としている。
関連項目
参照
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