HttpWebRequestElement.UseUnsafeHeaderParsing プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

HttpWebRequestElement.UseUnsafeHeaderParsing プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

このプロパティを設定すると、HTTP 解析時に発生する検証エラーが無視されます。

名前空間: System.Net.Configuration
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Property UseUnsafeHeaderParsing As
 Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim instance As HttpWebRequestElement
Dim value As Boolean

value = instance.UseUnsafeHeaderParsing

instance.UseUnsafeHeaderParsing = value

C#

public bool UseUnsafeHeaderParsing { get;
 set; }

C++

public:
property bool UseUnsafeHeaderParsing {
    bool get ();
    void set (bool value);
}

J#

/** @property */
public boolean get_UseUnsafeHeaderParsing ()

/** @property */
public void set_UseUnsafeHeaderParsing (boolean
 value)

JScript

public function get UseUnsafeHeaderParsing
 () : boolean

public function set UseUnsafeHeaderParsing
 (value : boolean)

プロパティ値
このプロパティが設定されているかどうかを示すブール値。

解説

このプロパティを false に設定すると、HTTP 解析時に次の検証が実行されます。

• 行末のコードに CRLF が使用されていること。CR や LF のみの使用は許可されません。

• 各ヘッダー名の間に空白が含まれていないこと。

• 複数のステータス ラインが存在する場合、追加されているすべてのステータス ラインが不正なヘッダーの名前/値ペアとして処理されていること。

• ステータス ラインに、ステータス コードだけでなく、ステータスの説明が表示されること。

• 各ヘッダー名に非 ASCII 文字が含まれていないこと。この検証は、このプロパティが true と false のどちらに設定されていても実行されます。

プロトコル違反が発生すると、WebException 例外がスローされ、ステータスが ServerProtocolViolation に設定されます。UseUnsafeHeaderParsing プロパティが true に設定されている場合、検証エラーは無視されます。

このプロパティを true に設定するとセキュリティに影響します。この設定は、サーバーとの下位互換性を維持する必要がある場合のみ使用してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
HttpWebRequestElement クラス
HttpWebRequestElement メンバ
System.Net.Configuration 名前空間